20年ぶりのルアー釣り

 5月某日。晴れ。20年ぶりにルアー釣りをやってみた。

 久しぶりにルアー釣りでもやってみるかと思い立ち、20年前にウグイやニゴイを釣って遊んだ川を訪れた。福井県鯖江市の比較的大きな河川で、用水路が流れ込む場所だが、最近人が立ち入った様子はまったくない。

 しかし、20年も離れている間に、釣りの世界もすごく変わったものですね。インターネットで下調べをしたら、いつの間にかスピナーがマイナーなルアーになっていた。昔はスピナー中心(たまにスプーン)で釣っていたのだが。釣り具屋にも、スピナーはあまり売っていない。ソフトルアーの釣りも聞いたことがないぞ。

 そこで、目新しい仕掛けのうち、面白そうなものを幾つか試してみることにした。まずは、スピナーのフックの代わりに毛鉤をつけたもの。これで、30cmのウグイが釣れた。なかなかのファイトで楽しんだ。

 続いて、小さなワームを使って10cmくらいのヌマチチブをキャッチ。これは、ハゼのルアー釣りを参考にしてみた。昨年秋、この場所でエサ釣りをしたとき、次々とヌマチチブが釣れてびっくりした。約20年前はヌマチチブはレアな魚だった。いつの間にか、生息する魚種が変化したのだろうか。

 最後に、ドカーンと来たのが50cmのニゴイ。桜色のハスルアーで釣れた。手前までルアーを追ってきたので、ひょいと方向を変えてやると、パクッと食いついた。ウルトラライトアクションのロッドがグイグイとしなり、リールからラインがジリリと引き出された。実に楽しい。

 というわけで、久しぶりのルアー釣り。楽しいひとときを過ごしました。