トゲナナの卵

 トゲナナフシは、地面にパラパラと卵を産み落とす。卵の大きさは直径2mmくらいだ。現在飼っているトゲナナは、1日当たり1〜1.5個の卵を産んでいる。
 

 以前にトゲナナフシの卵を孵化させたことはあるが、記憶があやふやなので、必要な知識をWebで仕入れることにした。まず知っておかなくてはならないのは、
・孵化まで最低どれだけの時間が必要か?
・どれくらいの期間、孵化が続くのか?
・孵化させるには冬の低い温度を経験させなければならないのか?

 「ナナフシの森」というWebサイトをみると、トゲナナフシの飼育データが詳細に報告されていた。なんと、数千個ものトゲナナ卵の孵化記録が記載されている。

 データからは、トゲナナ卵の孵化には5ヶ月〜1年以上を要し、1〜2ヶ月に渡って孵化が続くことが分かる。晩秋以降に産卵された卵は、孵化までに1年以上必要なことが多いようだ。孵化しなかった一部の卵が、その翌年に孵化する場合があるというのは驚きだ。冬の低気温を経験させることは、必ずしも必要ないようだ。

 ワタシの飼っているトゲナナフシは、11月上旬から産卵を始めている。卵は、玄関付近(現在の気温10〜15℃)で保管中だ。寒い期間の産卵で保管温度も高くはないので、早く孵化してくる可能性は低いだろう。1年以上を必要とし、2014年に孵化してくる可能性も十分ある。いつ孵化してくるかを予想することは難しいが、孵化を見逃さないように注意し、葉の柔らかいミニバラがいつでも使えるように準備しておこう。

ナナフシの森ナナフシに関する情報満載の、素晴らしいWebサイト。ワタシもシラキトビナナフシ大好きです。