ナナフシ食草ノオト(7 )ラズベリー

 ラズベリーの苗をインターネットで購入した。最近は食草栽培にかける時間が多くなり、ナナフシ飼育のために食草を育てているのか、食草栽培のついでにナナフシを飼っているのか訳が分からなくなってきている。

 ラズベリーは、以前にナナフシ飼育を開始した頃にベランダで栽培したことがあったが、葉の茂るスピードがナナフシの食べる量に追いつかなかった。エサとして用いるには、ナナフシを採集してから栽培を始めるのでは遅いのだ。今回は、すぐにはエサとして用いず、じっくりと大きく育てる方針。

  ラズベリーナナフシモドキ(2003)

ラズベリーはの栽培種のキイチゴだ。栽培種のキイチゴラズベリーブラックベリーに大別される。ラズベリーは比較的冷涼な気候を好むという。ワタシの住んでいる福井県は冬に雪が積もるが、ラズベリーは耐寒性があるので大丈夫なはずだ。もっと暖かい地方であれば、温暖な気候を好むブラックベリーのほうが良いかも知れない。

 ラズベリーには、年に1回実がなる「一季なり性」と、春秋の2回実がなる「二季なり性」の種類がある。ナナフシ飼育には果実は必要はないので、「一季なり性」で十分である。また、果実が美味しくない種類でもOKだ。樹勢が強くて葉をたくさん茂らせてくれさえすればよいのだが、せっかく栽培するのだから果実も収穫して食べてみたいと思ってしまうのが、欲深い人間の悲しいところ。

 ラズベリーにはたくさんの種類があって、樹勢の強さ・耐寒性・食味に違いがある。どのラズベリーを育てるかいろいろ考えたが、結局はインターネットで入手しやすかったファールゴルドを購入した。ファールゴールドは「一季なり性」のラズベリーで、黄色い果実をつける。樹勢はやや弱いと本には書いてあるが、インターネット上の栽培情報では非常に生育旺盛となっている。この辺りは実際に栽培しながら確認していきたい。
 

ラズベリーは3月が植えつけの適期。購入したポット苗は、さっそく大きめの鉢に植え替えした。
  

ラズベリー、ブラックベリー (NHK趣味の園芸 よくわかる栽培12か月):この本でラズベリーのことを勉強してみました。安価で情報量の多い良い入門書です。