キジの夫婦から学んだこと

 そろそろ山野のナナフシ食草が芽吹いている頃でしょうか。確かめてみようと、仕事帰りに近くの小山に立ち寄ってみることにしました。

 狭い山道を路肩に注意しながら車を運転していくと、道の端を50cmくらいの鳥がトコトコ歩いているのに気付きました。顔は鮮やかな朱色で、紫がかった翼、間違いなくオスのキジです。
  

 車を降りてそっと近づいてみました。驚いたことに、1.5mくらいまで近づいても逃げようとしません。近くでみると、オスのキジの傍にはメスがいました。メスは地味なので周囲の色調に溶け込んで目立ちません。
  

 しかし、この山にキジがいるとは驚きです。福井平野の真ん中に孤立している山なので、キジが住んでいるとは思いませんでした。

 キジは「ホーホー、ククッ」と鳴きながら、2匹並んで路肩の地面をついばんでいます。2匹はつがいなのでしょう。夫婦仲がよいようですね。見習いたいものです。
  


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 「今日、○○山でキジをみかけたよ!」家に帰ってツマな人に得意げに話しました。「へぇー、すごいわね・・・・・・ところで、前から言いたかったんだけど、買ったままほったらかしになっている本を整理してくれない?(以下略)」・・・何故だか叱られてしまいました。

 こういうときこそ、キジから学んだ技を使うときです。くるっと踵を返し、「ホーホー、ククッ、ホーホー、ククッ」とキジの声で鳴きながら、トコトコと隣の部屋に逃げ込みました。ツマな人が爆笑してくれたので、話題をうまくそらすことができました。


 この技、使えそうです。