ザ・コフキタワー コフキコガネ専用飼育ケース

昨年、コフキコガネの孵化に失敗したので、密かにアイデアを温めながらリベンジの機会を窺っていました。
コフキ飼育のために準備したのが、今回ご紹介するコフキタワーです。
コフキコガネの幼虫は、植物の根を食べます。
昨年採集したクヌギ、コナラのドングリを飼育水槽に植え、伸びてきた根をコフキコガネの幼虫飼育に用いるという考えで飼育ケースを作ってみました。


春に生えてきたクヌギの芽がずいぶん伸びてきました。写真左は6月初旬、右は7月中旬の写真です。
土質を柔らかくする効果も考えてツユクサも植えておいたのですが、知らない間にツユクサが生い茂っていました。

  


ツユクサを刈り取ると(写真左)、クヌギとコナラの芽が姿を現しました。 

  


そのままでは、クヌギの葉っぱがコフキコガネに食べられてしまうので、水切りネットで覆って保護することにしました。
ネットは根本を園芸用ワイヤーで括って固定します。
 
  


ちなみに、飼育ケースはこんな具合です。
中プラケの底に3cm程度の穴をあけ、鉢底ネットを敷いてあります。 
根がずいぶんと土中に回っていますね。
ケース周囲は、段ボールで覆って遮光します。

  


最初は、プラケの上部を段ボールで覆うようにして飼育ケースを完成させました(写真右、コフキタワー1号)。
段ボールは少し通気性があるので、暑い季節を乗り切るには良いと思ったのです。
それに、リビングに置いてもあまり違和感がないので、家人に嫌がられない。
ところが、中で何が起こっているのかわからないので、飼育が全く楽しくありませn。
さらに夜になると、明かりを求めてタワーの上部に向かってコフキがブンブン飛び回るのでうるさいことこの上ない。家人に叱られました。

  


そこで、タワー上部もプラケを利用することにしました(写真左、コフキタワー2号)。
中プラケを逆さまにして上に乗っけて、ビニルテープで留めただけです。
ただし、これだけだと通気性が悪いので、プラケ接合部の4隅に小さく切った消しゴムを挟み込み、プラケ間に5mm程度の隙間ができるようにしました。
コバエ防止のために、隙間の周りに、リング状に切った水切りシートを被せて完成。
 
  


コフキコガネ成虫を中にいれて飼育開始です。
成虫のエサとして、モミジイチゴとレモンリーフをオアシスに挿してケース内に置いています。
産卵・孵化・幼虫飼育を一つのケースの中でやってしまおうという考えですが、うまくいくでしょうか?
今年は、あまりコフキコガネが採集できず、メスが2匹しかいないのが不安なところです。
  
  


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