大野市の人里離れた山道を、走りながら登っていきます。
道端には、ススキが茂り、秋を感じさせます。
いろんな秋の木の実もなっていました。
走りながらクリやミズナラの木を見つけたら、立ち止まって両手に持ったビニール傘でビーティングをします。
華麗なトビナナフシが落ちてくるはずでしたが、たくさん落ちてきたのは、こんな生き物です。
たまに、こんなムシも落ちてきますが、目的のトビナナフシは全く見当たりません。
昨年、トビナナフシ3種を採集した場所なので、今年も楽勝と思っていたのに、勝手が違いました。
結局5時間あまりもBEAT & RUNを続けたのですが、トビナナフシはゼロ。
エダナナフシも生息しているはずですが、これもゼロでした。
採れるはずだったシラキトビナナフシ(2013)
トビナナフシ、どこへ行ったんだょー!!
大声で叫びたくなるのをこらえながら、ビーティングを続けていると意外なものが落ちてきました。
ムカゴです!
ムカゴはヤマイモの葉の付け根にできる、小さな球芽です。
ビーティングしたクリの木をよく見てみると、ヤマイモの蔓が巻き付き、ムカゴを実らせていました。
食べたことはありませんが、ムカゴは秋の味覚として有名です。
トビナナフシも見つからないことですし、少し持ち帰ることにしました。
その日の夕食は、美味しいムカゴ飯になりました。
ムカゴは、一見、果実のように見えますが、実は地上にできる小さなイモだそうです。
確かに食味は、ホクホクとした小さなおイモという感じで美味しかったです。
皮に少し土くさい素朴な風味があって、秋を感じさせます。
トビナナフシは見つかりませんでしたが、思わぬ山の幸と出会えたBEAT & RUNでした。