シロスジコガネ成虫は短命です。
シロスジさんたちは、つぎつぎとこの世を去り、
残されたのはたった一匹となっていました。
飼育ケースを覗いてみると、最後の個体にも異変が。
お尻に卵をくっつけたまま絶命していました。
最後の力を振り絞って、卵を産み落とした後
命を落としたのでしょうか。
秋が近づくとともに、シロスジさんたちも
全てこの世を去ってしまいました。
バイバイ、シロスジさん。
しかし、いつまでも感傷的な気分に浸ってはいられません。
さっそく、飼育ケースの後片付けを開始しました。
掃除がてら床材の土中を調べてみると
次々と白い卵が姿を現しました。
今回、みつかった卵は10個です。
卵は砂の上で保存し孵化を待つことにしました。
振り返ってみると、3匹のメスと2匹のオスを飼育し
総計35個の卵を得たこととなります。
ちなみに、床材は赤玉土と砂を半分ずつとしてみましたが
赤玉土のほうでは地表にばらまき産卵、
砂のほうでは土中に産卵されていました。
おそらく、砂地のほうが産卵には適しているのでしょう。
床材は節約のため1cmの厚さでしたが、これで十分のようです。