福井市の一乗谷朝倉氏遺跡にサクラを見にいってきました。
一乗谷遺跡は、戦国時代に越前国を支配した朝倉氏の史跡です。
1573年に織田信長に滅ぼされ400余年、
田畑に埋もれていた建物や庭園跡が近年発掘されています。
建物はなく礎石や庭石が残るだけですが
それがかえって想像力をかきたて
無常な時の流れを感じさせます。
栄華を誇った当時の様子を思いおこしながら歩いていくと
足元をササッと動くものがあります。
ワタシのいきもの探知アンテナがビビーッと反応しました。
気配を感じる方をよく見てみると
ニホントカゲがいました!!
まだ冬眠から覚めたばかりでしょうに
太くて立派な体をしていますね。
今日は日が照ってとても暖かいので
日向ぼっこをしていたようです。
カメラを近づけても逃げません。
大きさを対比するために
そーっと手を近づけたところ・・
トカゲにべーっと舌を出されてしまいました。
それにしても不思議なのはトカゲの体の太さです。
冬の間、絶食していたようには見えません。
まだ、エサとなる昆虫が十分にいる季節ではないのに
どうやって立派な体を維持しているのでしょうか。
もしかしたらオタマジャクシを食べているのかも知れません。
朝倉氏遺跡の庭園跡にはおびただしい数のオタマジャクシがいるのです。
10年ほど前に、この遺跡でオタマジャクシを食べるヘビを見たことがあります。
浅瀬にいるオタマジャクシをねらって捕獲していました。
たぶんヒバカリというヘビだと思います。
ニホントカゲもオタマジャクシを食べるのか?
突飛な考えかも知れませんが
頭の片隅において
いつか検証してみたいと思います。