カブトムシを人工蛹室から取り出しました

人工蛹室からカブトメス成虫を取り出しました。実は3日ほど前にメスが羽化しているのに気づいていたのですが放置してあったのです。

 

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今日、人工蛹室を入れたプラケを見てみると、なんとカブトメス(〇)が蛹室を抜け出してもがいているではありませんか。すぐ横にはまだサナギのままのオス(→)が眠っています。コピー用紙で作った蛹室は強度が十分でなかったようです。

 

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急いでメスを取り出しました。手に乗せてみると「痛っ、、、」。メスの前脚の棘が指に突き刺さります。オスのサナギが傷つけられなくてよかった~。

 

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準備した飼育ケースに入れると、前脚の棘を上手に使って、腐葉土の中に瞬く間に潜っていきました。

反省点として、コピー用紙で蛹室をつくる場合は単体で管理するのがよいのかもしれません。複数の蛹室を並べる場合には、羽化後すぐに成虫を取り出さないと隣の蛹室内のサナギを傷つけてしまうでしょう。

まあ、トイレットペーパーの芯などのもっと丈夫な素材を使えばよいのですけどね。

 

【追記】その後、トイレットペーパーあるいはキッチンペーパーの芯を使って、8匹の成虫が羽化しました。羽化不全もなく、こちらのほうが明らかに良いです。今後人工蛹室を組むときは固い芯を使う方法を取ります。

 

カブトムシの人工蛹室をつくってみた

 

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5月の連休中にカブトムシの人工蛹室をつくってみたときの記録です。

 

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プラケ中サイズ(290×185×205mm)で幼虫3匹を室内で飼育中。側面からみるとサナギになっているような雰囲気があるので土を掘って調べてみることにします。

なお、親虫は昨年8月に山道を散歩中に捕まえたカブトメスです。すでに交尾済みだったみたいで、オスなしでも産卵してくれたのです。

 

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プラケースの蓋を開けて、さあ掘ってみるぞ~。腐葉土をまき散らすと、家人に叱られるので、下に新聞紙を敷いて完全防備します。なにせカブトの幼虫を飼育したのは初めてなのでドキドキします。

 

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うおっ、こんなのが現れてきました。立派な角をもったカブトオスのようです。直前のリサーチによれば、国産カブトは縦方向に蛹室を作るそうです。書いてあった通り、頭を上にして鎮座しています。

 

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さて、どうやって取り出したものか・・・。傷つけると多分体液が流れ出して死んでしまうでしょう。取り出しには台所のトングがよさそうでしたが、家人を怒らせるの必至なので爬虫類飼育用のバンブーピンセットを使うことにしました。サナギを運ぶ手がプルプルと震えます。

 

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取り出してみると思ったよりでっかいぞ。なんだか偉そうですね。それにピクピク動いて気持ち悪い。ここ数年、甲虫はコフキコガネくらいしか飼っていなかったのでカブトの大きさに圧倒されます。国産でこれだけ大きいのだから、外国産カブトはどれだけ大きいのでしょうか。

 

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こんなのも出てきました。明らかにメスですね。こちらはオスに比べてなんとなく、おしとやかな感じ。合計2オス、1メスのサナギをゲットしました。

 

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さて、人工蛹室をどう作るかですが、直前リサーチによればトイレットペーパーの芯が推奨されていました。ところが残念ながら、すぐには芯を3つも用意できません。そこで急遽A4コピー用紙でつくることにしました。

 

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蛹室の幅は約4㎝だそうです。トイレットペーパー芯の直径も約4㎝。では問題です。何㎝の長さの紙を丸めれば直径4㎝の円筒になるでしょうか。

直径4㎝の円の周囲の長さは、直径×3.14で約12.5㎝。何十年ぶりかに円周の公式を使ったような気がします(汗)。

結局、上の写真のようにA4コピー用紙を4つ折りにして端に2.5㎝の糊代をつくれば4個の蛹室が作れると分かりました。コピー用紙1枚だとあまりに強度が足りないので2枚重ねとしました。丸めたコピー用紙の上下をホッチキスで止めれば人工蛹室の完成です。

 

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人工蛹室をプラケ内に設置します。小プラケ(225×150×165mm)にペーパータオルを敷いて霧吹きで加湿。人工蛹室を縦に置いてサナギを入れました。

蛹室が倒れないように、余ったスペースにくしゃくしゃにしたキッチンペーパーを入れて固定。また、保湿のためにプラケと蓋の間に新聞紙を挟みました。

国産カブトのサナギは3週間くらいで羽化するそうです。果たして、うまく成虫になってくれるでしょうか。

 

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ところで、室内で飼いきれないカブト幼虫は、ベランダの植木鉢で育てているのですが、掘ってみるとまだサナギにはなっていませんでした。こちらも随時、人工蛹室に移してみたいと思います。

 

【追記】このコピー用紙の人工蛹室、すぐに準備できるのはよいのですが、やはり強度的には不十分なようです。羽化後、成虫が人工蛹室から這い出して、となりの蛹室のサナギを傷つける危険がありました。反省点はこちらに。

たまには汗だくになって山道を歩いてみようよ

昨日の午後4時ごろに

福井市内の小山の山道を散歩してみました。

いつもはランニングしている山道ですが、

歩いてみると普段は気付かない生き物がみつかります。

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まずは路肩の側溝で、あの虫を発見。

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この写真では分かりにくいでしょうから

クローズアップしてみましょう。

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トゲナナフシでした。

 

続いて、傍らのクヌギの樹に目を移します。

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根元を見てみると

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わずかですが、樹液が出ているようです。

もしやと思い周囲の枯葉を除いてみると

あの虫がいました。

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カブトムシのメスです。

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カブトムシのメスは、コフキコガネと比べると

黒くて大きいだけで、あまりプリチーではありません。

 

最後に路肩で、あの生き物を発見。

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カナヘビさんでした。

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お腹が大きいので抱卵したメスでしょうか。

 

汗だくになりながら、小山を一周しました。

たまには歩きながらの観察もいいですね。

ランニング山道のクヌギの朝と夜

朝方6時ごろ、福井市内の小山をランニング。

今日は蒸し暑くて、汗が噴き出ました。

ちなみに本日は終日快晴で、朝の気温は27℃、最高気温35℃、湿度86%。

ランニング途中で、樹液がでているクヌギの木を見つけたので、

夜20時30分ごろ、観察に行ってみると

 

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おっと、何かいますね。

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カブトメスでした。

 

 

カナヘビ60cm水槽

カナヘビさんの飼育についてです。

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今年の5月の連休からカナヘビを60cm水槽で飼育し始めました。

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上から見るとこんな具合。

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ちょっとごちゃごちゃしすぎている嫌いがありますが

少しずつレイアウトを変えていこうと思います。

 

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カナヘビさんたちは人影に臆することなく

水槽内を動き回り

エサをパクパク食べています。

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以前はプラケで飼っていましたが、

60cm水槽の方が

カナヘビさんがのびのび動き回り

観察もしやすいので

飼育がとても楽しくなりました。

 

以下はセッティングの覚書き。

水槽:ジェックス マリーナ ガラス水槽 600L-LOW
    幅X奥行X高さ 60×30×26cm

バスキングライト:カミハタ ネオハロゲン 50W

  (カミハタ クリップスタンドテラ)

紫外線ライト:ジェックス エキゾテラ レプタイルUVB100 13W

  (ビバリア 太陽NEO、ビバリア 太陽NEO ランプカバー)

 

ジェックス マリーナ ガラス水槽 600L

ジェックス マリーナ ガラス水槽 600L

 
カミハタ ネオハロゲン 50W

カミハタ ネオハロゲン 50W

 
カミハタ クリップスタンドテラ

カミハタ クリップスタンドテラ

 
ビバリア 太陽NEO

ビバリア 太陽NEO

 
ビバリア 太陽NEO ランプカバー

ビバリア 太陽NEO ランプカバー