コフキコガネ 幼虫飼育の準備 2020

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産卵から1週間。コフキコガネの卵が膨れてきました。

そろそろ孵化してくる幼虫の飼育準備をしなくては。

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今回は、主に腐葉土を餌として幼虫飼育を行いたいと思います。

購入した腐葉土。カブトの飼育で定評があるようです。

完熟腐葉土(プランティーションイワモト)。

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近くのドラッグストアで購入したペットカップ200ml。

カップ上部の4隅に小さな空気穴を開けました。

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繭玉作りに必要かもしれないので赤玉土を7.5mlくらい投入しておきます。

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加水した腐葉土を8分目まで詰めました。

マットのバリエーションをつくるため、カブト育成マットpro(フジコン)と腐葉土を1:1で混ぜたカップも用意しました。

さて、後は孵化を待つだけです。

小さなカブトムシ

小さなカブトムシを小プラケで飼っています。

昨年飼育した幼虫のうち、ベランダの植木鉢で蛹化前まで育てたものは、育成マットが少なかったからか、小さな成虫として羽化してきました。

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個人的には、大きな威風堂々としたカブトムシより、小さくちょこちょこ動くカブトムシのほうが好きです。上のオスは角の先からお尻までで4.5㎝位の大きさです。ゼンマイで動くおもちゃのような可愛らしさがあります。

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室内の大プラケから羽化したカブトはこんな風に大きくて、餌はたくさん食べるし飼育場所もとるわで、なかなか大変です。これまでカブトムシを飼育経験がなかったので、1年だけトライのつもりだったのですが、小さいカブトムシならもう少し飼育を続けてもよいかなあと思えてきました。

 

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小さいカブトムシ、こんなイメージです。

 

2020年もコフキコガネを飼ってみます。

夏季休暇中にコフキコガネ採集に行ってきました。

お盆を過ぎた8月20日だったので時期が遅すぎるかと思いましたが、

灯火採集で4匹(2オス2メス)をゲット。

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早速、飼育セットを組みました。

餌はプラタナスの葉です。

床材には赤玉土を2㎝程度に浅く敷きました。

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しかし、死期がすでに近づいていたのか翌日には3匹がお亡くなりに・・・

残された1メスは、背中の粉が残っているフレッシュなコフキさんなので産卵に期待が持てます。

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プラタナスの葉を食べるコフキさん。

先日の朝、霧吹きのためにプラケースを覗いてみると

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コフキさん、産卵していました。

お尻から卵がでるところも激写!

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産卵数は38個でした。

2個がすでに潰れていたので、残りの36個を孵化容器にセット。

湿らせた園芸用オアシスに窪みをつけたものです。

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2週間もすれば初令幼虫が孵化してくるはずです。

これまでサツマイモを餌として幼虫を育てましたが、成虫まで育ったのは1匹のみでした。

今年は少し方法を変えてみるつもりです。

ところで、卵を産んだコフキさんは翌日には他界してしまいました。

2020年の成虫飼育はわずか7日間のみでした。

はたして、幼虫は育ってくれるでしょうか。

 

【追記メモ】

孵化容器はタッパーで作りましたが、蓋の開閉をするときに卵が飛び跳ねそうになります。そっと開け閉めできるタイプのものを使ったほうがよかったようです。今回は、タッパーと蓋の間にサランラップを挟んで応急処置しました。

【追記メモ20200920】

産卵したコフキさんは、海岸近くで灯火採集したのですが、どうもオオコフキコガネのようですね。大柄でもっさり体形をしていました。スーパープリチーなコフキコガネとは違いますが、飼育を続けます。

カブトムシを人工蛹室から取り出しました

人工蛹室からカブトメス成虫を取り出しました。実は3日ほど前にメスが羽化しているのに気づいていたのですが放置してあったのです。

 

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今日、人工蛹室を入れたプラケを見てみると、なんとカブトメス(〇)が蛹室を抜け出してもがいているではありませんか。すぐ横にはまだサナギのままのオス(→)が眠っています。コピー用紙で作った蛹室は強度が十分でなかったようです。

 

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急いでメスを取り出しました。手に乗せてみると「痛っ、、、」。メスの前脚の棘が指に突き刺さります。オスのサナギが傷つけられなくてよかった~。

 

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準備した飼育ケースに入れると、前脚の棘を上手に使って、腐葉土の中に瞬く間に潜っていきました。

反省点として、コピー用紙で蛹室をつくる場合は単体で管理するのがよいのかもしれません。複数の蛹室を並べる場合には、羽化後すぐに成虫を取り出さないと隣の蛹室内のサナギを傷つけてしまうでしょう。

まあ、トイレットペーパーの芯などのもっと丈夫な素材を使えばよいのですけどね。

 

【追記】その後、トイレットペーパーあるいはキッチンペーパーの芯を使って、8匹の成虫が羽化しました。羽化不全もなく、こちらのほうが明らかに良いです。今後人工蛹室を組むときは固い芯を使う方法を取ります。

 

カブトムシの人工蛹室をつくってみた

 

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5月の連休中にカブトムシの人工蛹室をつくってみたときの記録です。

 

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プラケ中サイズ(290×185×205mm)で幼虫3匹を室内で飼育中。側面からみるとサナギになっているような雰囲気があるので土を掘って調べてみることにします。

なお、親虫は昨年8月に山道を散歩中に捕まえたカブトメスです。すでに交尾済みだったみたいで、オスなしでも産卵してくれたのです。

 

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プラケースの蓋を開けて、さあ掘ってみるぞ~。腐葉土をまき散らすと、家人に叱られるので、下に新聞紙を敷いて完全防備します。なにせカブトの幼虫を飼育したのは初めてなのでドキドキします。

 

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うおっ、こんなのが現れてきました。立派な角をもったカブトオスのようです。直前のリサーチによれば、国産カブトは縦方向に蛹室を作るそうです。書いてあった通り、頭を上にして鎮座しています。

 

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さて、どうやって取り出したものか・・・。傷つけると多分体液が流れ出して死んでしまうでしょう。取り出しには台所のトングがよさそうでしたが、家人を怒らせるの必至なので爬虫類飼育用のバンブーピンセットを使うことにしました。サナギを運ぶ手がプルプルと震えます。

 

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取り出してみると思ったよりでっかいぞ。なんだか偉そうですね。それにピクピク動いて気持ち悪い。ここ数年、甲虫はコフキコガネくらいしか飼っていなかったのでカブトの大きさに圧倒されます。国産でこれだけ大きいのだから、外国産カブトはどれだけ大きいのでしょうか。

 

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こんなのも出てきました。明らかにメスですね。こちらはオスに比べてなんとなく、おしとやかな感じ。合計2オス、1メスのサナギをゲットしました。

 

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さて、人工蛹室をどう作るかですが、直前リサーチによればトイレットペーパーの芯が推奨されていました。ところが残念ながら、すぐには芯を3つも用意できません。そこで急遽A4コピー用紙でつくることにしました。

 

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蛹室の幅は約4㎝だそうです。トイレットペーパー芯の直径も約4㎝。では問題です。何㎝の長さの紙を丸めれば直径4㎝の円筒になるでしょうか。

直径4㎝の円の周囲の長さは、直径×3.14で約12.5㎝。何十年ぶりかに円周の公式を使ったような気がします(汗)。

結局、上の写真のようにA4コピー用紙を4つ折りにして端に2.5㎝の糊代をつくれば4個の蛹室が作れると分かりました。コピー用紙1枚だとあまりに強度が足りないので2枚重ねとしました。丸めたコピー用紙の上下をホッチキスで止めれば人工蛹室の完成です。

 

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人工蛹室をプラケ内に設置します。小プラケ(225×150×165mm)にペーパータオルを敷いて霧吹きで加湿。人工蛹室を縦に置いてサナギを入れました。

蛹室が倒れないように、余ったスペースにくしゃくしゃにしたキッチンペーパーを入れて固定。また、保湿のためにプラケと蓋の間に新聞紙を挟みました。

国産カブトのサナギは3週間くらいで羽化するそうです。果たして、うまく成虫になってくれるでしょうか。

 

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ところで、室内で飼いきれないカブト幼虫は、ベランダの植木鉢で育てているのですが、掘ってみるとまだサナギにはなっていませんでした。こちらも随時、人工蛹室に移してみたいと思います。

 

【追記】このコピー用紙の人工蛹室、すぐに準備できるのはよいのですが、やはり強度的には不十分なようです。羽化後、成虫が人工蛹室から這い出して、となりの蛹室のサナギを傷つける危険がありました。反省点はこちらに。

たまには汗だくになって山道を歩いてみようよ

昨日の午後4時ごろに

福井市内の小山の山道を散歩してみました。

いつもはランニングしている山道ですが、

歩いてみると普段は気付かない生き物がみつかります。

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まずは路肩の側溝で、あの虫を発見。

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この写真では分かりにくいでしょうから

クローズアップしてみましょう。

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トゲナナフシでした。

 

続いて、傍らのクヌギの樹に目を移します。

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根元を見てみると

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わずかですが、樹液が出ているようです。

もしやと思い周囲の枯葉を除いてみると

あの虫がいました。

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カブトムシのメスです。

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カブトムシのメスは、コフキコガネと比べると

黒くて大きいだけで、あまりプリチーではありません。

 

最後に路肩で、あの生き物を発見。

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カナヘビさんでした。

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お腹が大きいので抱卵したメスでしょうか。

 

汗だくになりながら、小山を一周しました。

たまには歩きながらの観察もいいですね。