ときめきの9月~クズの葉上のゾウさん~

9月になってずいぶん涼しくなってきましたね。気持ちよくランニングできる季節になってきました。先日のランニング中に面白い虫たちをみつけたので報告します。いずれも路傍に茂っているクズの葉の上の昆虫です。

f:id:avdk101:20210904224150j:plain

まずはシロコブゾウムシ。クズの葉の縁を齧っていました。体長は1.5㎝くらいですが、体の厚みがすごいのでとても大きくみえます。まさしく象を思わせるような興味深い体形をしていますね。いつか飼ってみたいと思っていた昆虫なので、持ち帰って飼育することにしました。

f:id:avdk101:20210904224324j:plain

続いてコフキゾウムシ。こちらは5mmくらいの米粒ほどのゾウムシです。交尾中のペアを何度もみかけたので、ちょうど繁殖期なのでしょうか。

f:id:avdk101:20210904224212j:plain

最後にオジロアシナガゾウムシ。白と黒の体色で象というよりはむしろパンダのような風貌です。

f:id:avdk101:20210904224457j:plain

クズの葉の上で3種類ものゾウムシをみつけられるとは驚きでした。ランニングから帰宅して、ゾウムシについて調べてみたところ、それぞれ実に興味深い生態をしているようです。

f:id:avdk101:20210904225624j:plain

シロコブゾウムシの飼育ケースです。まだ飼育して数日しかしていませんが、すでに葉に産卵していることが確認できました。

夏が過ぎ去りコフキコガネの死去後は心うつろとなっていた私ですが(コフキロス)、秋の始まりとともに新たな昆虫たちと出会うことができました。心ときめく秋となるような予感がします。

アオドウガネの幼虫誕生とか

飼育ケース内のカブマットに産卵されたアオドウガネ卵の経過報告です。先日、卵が孵化しているのを確認しました。飼育ケースの底に15匹くらいの初令幼虫が動いていました。アオドウガネ幼虫は小プラケと200mlカップの2通りで飼育を続けます。

f:id:avdk101:20210829171036j:plain

産卵をさせるつもりのないアオドウガネさんは、薄く敷いた赤玉土の上で飼育していました。アオドウガネはあまりバラマキ産卵はしないようなのですが、先日、1個だけ赤玉土の上に卵を産んでいました。

f:id:avdk101:20210829165440j:plain

あまり卵をうんでもらってもこまるのですが、飼育ケースの中に一部産卵場所を作るとどうなるか観察してみました。ヨーグルトの空きカップにカブマットを7㎝程度敷いて、ケースの中に置きました。

f:id:avdk101:20210829170912j:plain

数日すると産卵が確認できました。この方法であれば卵を次々と得ることができそうです。孵った幼虫は蛋白源として利用できるか研究するつもりであります。

f:id:avdk101:20210829172315j:plain

 

祝! アオドウガネ ベビー生誕

そろそろアオドウガネの卵が孵っているころかなと、卵を入れたタッパーを開けてみると・・・

f:id:avdk101:20210812212829j:plain

オアシスの上で、生まれたばかりのアオドウガネベビーがもぞもぞ動いていました。

f:id:avdk101:20210812220810j:plain

祝! アオドウガネベビー誕生!

f:id:avdk101:20210812212848j:plain

丸々とした可愛い赤ちゃんです。ベビーが入っているオアシスの窪みは直径4mmくらいなので、かなり小さいですね。

f:id:avdk101:20210812212905j:plain

喜んでいるのはほどほどにして、飼育の準備をしなくてはいけません。200mlのプラスチックカップにカブマットを敷き詰めて飼育することにしました。

f:id:avdk101:20210812212920j:plain

幼虫を傷つけないようにオアシスのままカップへ移動。

f:id:avdk101:20210812212932j:plain

5-6匹くらいは、こんな個別飼育で経過をみたいと思います。

f:id:avdk101:20210809200821j:plain

カップコガネムシ専用のケース(通称 黄金部屋)へ収納しました。

 

2021年 コフキさん逝く

本日、2件目の投稿になります。今年採集したコフキコガネさんが、先日、逝去されました。在りし日のコフキさんの姿を写真に残しておこうと思います。

f:id:avdk101:20210809204124j:plain

飼育ケース(コフキハウス)の様子です。最大5匹(3メス、2オス)が過ごしていました。

f:id:avdk101:20210809204715j:plain

お食事中のコフキさんです。

f:id:avdk101:20210809204730j:plain

これは散歩中のコフキさん。

f:id:avdk101:20210809204744j:plain

プリチーな姿がもう見れないかと思うと寂しいです。

f:id:avdk101:20210809204833j:plain

こんな風に仲の良いカップルも目撃されたりして、産卵確実と思っていたのに、結局卵は残されませんでした。

f:id:avdk101:20210809204902j:plain

ときには、こんなアクロバチックな行動もみかけたのに・・・。産卵までもっていけなかったのは実に残念です。

f:id:avdk101:20210809205028j:plain

原因としては、転倒対策が不十分だった可能性があります。粗目の腐葉土を床材として敷いていたのでひっくり返っても起きれると思っていましたが、転倒して体力を消耗してしまったコフキさんがいました。

今後は、昨年得られたコフキコガネ幼虫の飼育に注力します。

1年目のコフキコガネ幼虫

f:id:avdk101:20210809200312j:plain

昨年、2020年8月にコフキコガネが生んだ卵(上写真)。孵化した幼虫が現在どうなっているかというと・・・

f:id:avdk101:20210809200512j:plain

200mlのカップのなかでこんな具合に育っています。結局、1年では蛹化することなく、まだ幼虫のままです。

f:id:avdk101:20210809200637j:plain

3㎝近くになっているでしょうか。

f:id:avdk101:20210809200821j:plain

来年の蛹化・羽化を目指して飼育を続けます。ですが、サツマイモをつかっての飼育はエサ交換が大変で正直疲れました。カブマットのみでも十分育っているので、サツマイモ飼育は中止することにしました。

f:id:avdk101:20210809201127j:plain

ところで、本日2匹が死去していることを確認しました。エサ交換が遅れたからかもしれません。死亡例ではカップの外周にぐるりと通路が掘られていました。エサ交換の必要性を示すサインでしょうか。

残された幼虫は8匹。大切に育てます。

 

アオドウガネの卵堀り

f:id:avdk101:20210806053730j:plain

仲良くゼリーを賞味中のアオドウガネさんです。

f:id:avdk101:20210806053754j:plain

産卵用の飼育ケースは、多量の排泄物で汚れるのが嫌なので、ゼリーを置いてあります。ケースの側面、底面に卵が見えていましたが、掘り出してみることにします。そっとしておくのがベストでしょうが、孵化の様子を直にみたいというのが、コガネムシ飼育者の性と申せましょう。

f:id:avdk101:20210806053806j:plain

飼育ケースは底2/3にカブマットを比較的硬く詰め、上1/3に腐葉土を敷いています。腐葉土、カブマットのどちらにも産卵されていました。卵はバラバラに散在していました。

 

f:id:avdk101:20210806053910j:plain

大きさは2mmくらいですかね。

f:id:avdk101:20210806053959j:plain

 6個だけオアシスの上に置いて孵化を待つことにしました。

コガネムシを飼う ~アオドウガネの産卵~

今日はきまぐれに3つ目の記事です。

さて、飼育をはじめたコガネムシ(アオドウガネ)ですが、先日、こんな2匹を目撃しました。モリモリとイタドリの葉を食べるコガネムシに、背後から寄り添うもう一匹のコガネさん。

f:id:avdk101:20210803221810j:plain

それからしばらくして、プラケースの底に見つけました。

f:id:avdk101:20210803222151j:plain

卵のようですね。二人の愛の結晶でしょうか。孵化を見守りたいと思います。

以上、アオドウガネの産卵の報告でした。