シロコブゾウムシ、お尻の厚みがすごいんです

飼育中のシロコブゾウムシです。お尻の厚みが凄くて立体的な体形をしています。何かに似ているなあと思いだしたのは・・・

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6年ほど前に飼っていたコブナナフシです。

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そういえば、コブナナフシは全く動くことのない昆虫でした。シロコブゾウムシのほうが動きがあるので、ペットとしては見ていて面白いかもしれません。

タッパーの蓋の上で思わぬものを見つけ、体中が痒くなった話

最近は、毎日朝夕の2回シロコブゾウムシのタマゴ保管ケースを覗くのが日課になっています。10匹程度の幼虫が孵化しタッパーの底や壁面で動いているのを確認済みでした。

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ところが、今日、タッパーの底を裏から覗いてみると、昨日たくさん見えた幼虫がいなくなっています。えーっと思いながら、タッパーの蓋を見てみると・・・

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蓋の上を小さな幼虫が這っているではないですか。3匹の幼虫が蓋の上で発見。タッパーの蓋の隙間から逃げ出したようです。すぐさま、体中がゾワゾワと痒くなってきました。

かなり狭い隙間でも幼虫は通り抜けてしまうようですね。もっと密封性の高い容器を使う必要がありそうです。

空飛ぶパンダぞうむし

アシナガオジロゾウムシさんです。白と黒に塗り分けられた体色で、パンダみたいです。飼育ケースへの霧吹きの際に、ゾウムシさんを邪魔にならない場所へ移動させようとしたとき、誤って落としてしまいました。その瞬間、「ぶるる」と音がしたかとおもうと・・・

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ゾウムシさん、空をとんでいました。写真は床に着地して、翅をしまおうとしているところです。勝手に空を飛べないと思い込んでいましたが、先入観はよくないですね。そういえば、アシナガオジロゾウムシは後述のシロコブゾウムシよりも生息範囲が広いと感じていました。きっと、飛翔能力のおかげなのでしょう。

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同じクズの葉の上でみつかるシロコブゾウムシです。こちらは、翅が退化しているために空をとぶことができません。

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コフキゾウムシの小さな幼虫誕生?

飼育中の小さなゾウムシさん、コフキゾウムシです。本日撮影してみると、鱗片の粉が失われて「コナナシゾウムシ」になってしまったようです。

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10日ほど前はこんなに粉を身にまとっていたんですけどね。

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そのコフキゾウムシの小さな卵を採集したことは先に書きました。

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タマゴ飼育ケースにバラまいて様子をみていたのですが、10日ほど経過して幼虫らしきものを発見しました。

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この1mmくらいの白い生き物です。モゾモゾと動いていますが、小さすぎてイモムシなのかさっぱり分かりません。カブマットに発生したセンチュウだったりして。

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祝!コフキゾウムシ誕生!!と言っていいのかどうか悩みます。もう少し経過を観察します。

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シロコブゾウムシさんの幼虫が誕生しました。

さかんに産卵を繰り返しているシロコブゾウムシさん。

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産卵直後のタマゴは透き通るような色でしたが、

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数日前にはオレンジ色に色づいてきていました。そして、今朝、タマゴケースの中をみてみると・・・

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小さな幼虫が、鉢底ネットの上をモゾモゾ動いていました。かなり小さいので目を凝らさないとよく見えません。

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祝! シロコブゾウムシ幼虫誕生!!

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拡大してみるとこんな具合です。体長は2mmくらいですかね。気持ちが落ち着いたらもう少し上手に撮ってみたいと思います。

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産卵後、約10日の孵化でした。

 

オジロアシナガゾウムシさんは昆虫ゼリーがお好き

葉巻作戦は失敗したのですが、オジロアシナガゾウムシさんの食事の様子はわかりました。シロコブゾウムシさんのようにクズの葉を齧るのではなくて、たぶん、茎などに口吻をさして中の組織を吸い込むのでしょう。ならば、昆虫ゼリーを吸ってもらうことにしましょう。ゼリーの蓋に小さな穴を開けて飼育ケースに入れて見ると・・・

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ゾウムシさんが何匹かやってきてゼリーを吸い始めました。

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どうせなら高たんぱくゼリーで栄養を付けてもらいましょう。こちらもよく吸ってくれるようです。

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拡大してみると口吻をゼリーに挿し入れているのば見て取れます。ひとまず、こんな感じで越冬を目指したいと思います。

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オジロアシナガゾウムシさんの飼育 葉巻作戦は失敗

飼育中のオジロアシナガゾウムシさんです。太い腕が逞しいですね。

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エサあるいは産卵場として、クズの葉と濡れティッシュを一緒に筒状に巻いたものを飼育ケースに入れたことは先日書きました。この「葉巻作戦」を開始して1週間が経ったので、葉巻の内部を調べてみることにしました。

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葉巻の表面にはたくさんの刺し跡が残されています。

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葉巻を開いてみると1mm程度の穴が無数に開いています。ゾウムシさんが口吻を刺し入れたのでしょう。内部をくまなく探しましたが、タマゴらしいものは見当たりませんでした。どうも穴を開けて水分を摂っただけのように見えます。

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ケースの中にはクズの茎も入れてあったので、表面をナイフで削って内部を調べてみました。こちらにもタマゴは無し。秋はオジロアシナガゾウムシさんの産卵時期ではない可能性があります。現在飼育中のゾウムシさんが越冬して春になったら、もう一度同じ試みをしてみます。

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ところで、今回、クズの茎を削ってみて、内部の構造がよく分かりました。クズの茎の皮は固いですが、内部は水分が豊富で柔らかい組織が詰まっています。この組織をオジロアシナガゾウムシさんは吸うのでしょう。また、この部分で幼虫が育って虫こぶをつくるんですね。水分が失われてしまうと、上の写真の細い枝で見られるように、白いスポンジ状になってしまいます。