クズの葉エキスでゾウムシの食欲増進?

少しずつ秋が深まってきました。今後、シロコブゾウムシの食草をどう確保するかが、私の心配事です。クズの葉が枯れてしまったら、何を食べてもらえばよいのでしょうか?

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先日、秋の味覚サツマイモの低温調理をしているときに、ちょっと思い立って実験をしてみました。ちなみにサツマイモは85℃1時間でホクホクとして甘い絶品のスイーツになるんですよ。

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やってみたのは、葛の葉エキスを抽出することです。約80%エタノール液に生のクズの葉をつけて65℃1時間。

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エタノールの中に葛の葉エキスが染み出てきました。

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濃い緑色の怪しげな液体ができました。きっとこのエキスの中に摂食刺激物質も含まれているはずです。

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以前に食べてもらえなかったクローバの葉にエキスを塗ってみました。結果は・・・失敗。シロコブゾウムシは見向きもしませんでした。いろいろと試行錯誤してみるしかないですね。



 

 

完成! Newオケラハウス

かって3匹いたオケラは現在1匹だけ。中プラケでは広すぎるので、もっと小さい飼育ケースに引っ越すことにしました。

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これが、新しいオケラハウスです。

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200mlのプラカップを繋げただけ。

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部屋は2つで、ミズゴケを詰めたリビングルームと、食事をとるダイニングルームです。今週のお食事はサツマイモとマグロ(キャットフード)。

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引っ越し後、約1週間経ちますが、オケラさんは2つの部屋を行き来して生活しているようです。

 

うまくいかないシロコブゾウムシの幼虫飼育

飼育中のシロコブゾウムシゾウムシは、せっせとクズの葉を食べて、次々と産卵しています。

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産卵後のタマゴから小さな幼虫が生まれているのですが、その後がうまくいっていないんですよね。

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現在は、自作のこんな幼虫飼育ケースを使っています。初期の観察で壁面に付く水滴で幼虫が溺れてしまうようだったので、ステンレスメッシュの通気口を取り付けて蒸れを防止しました。

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中身はこんな具合です。カブトムシ用のマットを入れてあります。鉢底ネットの上に載っているのは、産卵されたクズの葉とペーパーナプキン。カブマットを食べないときのエサとして、分解が進んだクズの葉、ニンジン、サツマイモ、発芽ライムギを入れました。

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一時期はケースの底に何匹もの幼虫が見えたのですが、現在はほとんど消えてしまいました。エサを食べた形跡もありません。なかなか簡単にはいきませんねえ。うまくいかない理由としては、①エサが根本的に異なる②マットの中でみられるトビムシ様の生物に食べられてしまった、などでしょうか。産卵は次々しているので、①種類の異なるエサをいろいろ試す②マットとクズの葉を滅菌する、をやってみるつもりです。

ところで、シロコブゾウムシの幼虫飼育の文献ってネット上に見当たらないですよね。もしかして結構難しいのでしょうか。

シロコブゾウムシの食草研究 ~クズはマメ科の植物です~

飼育中のシロコブゾウムシさんです。とても愛らしい昆虫なのですが、

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食草のクズの葉の交換が少し大変です。葉っぱが大きくて水分が失われやすいので数日おきに交換が必要です。それに、秋が深まってクズの葉が得られなくなったらどうすればよいのでしょうか?

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クズはマメ科なので、他のマメ科植物を試してみることにしました。まずは実家を訪れたときに入手したシカクマメの葉っぱ。クズの葉を小ぶりにしたような外観です。

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さらには、落花生の葉っぱ、クローバの葉っぱを入手して写真のような飼育セットを組んでみました。

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さて、結果ですが、どれも食べてはくれませんでした。同じマメ科といってもシロコブゾウムシさんにとっては違うみたいですね。クズの独特の匂いが摂食刺激となるのでしょうか。ただ、面白い発見がひとつありました。クローバの葉を折り曲げてたくさん産卵が行われていました。クローバの葉っぱが柔らかくて折りたたみやすいからだと思います。

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乾燥したクズの葉はたくさんあるので、ハンドメイドの人工飼料をつくってみたい気もします。ですが、もとになる人工飼料(インセクタなど)は、量が多くて割高なのでなかなか手が出ません。何かよい入手方法はないでしょうか。

昆虫食が世界を救う ~アオドウガネ幼虫のばあい~

アオドウガネは、ゼリーを餌にできるので飼いやすく、多産で生命力が強い生き物です。

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プラケにカブマットを詰めて幼虫を飼育中です。プラケの底からたくさんの幼虫を確認することができます。

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小プラケから大プラケに移すことにしました。掘り起こしてみるとこの通り。

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アオドウガネ幼虫は人参やサツマイモの切れ端も食べてくれます。残飯整理に少し役立つかもです。

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さて、このアオドウガネ幼虫ですが、ヨーロッパイエコウロギやミルワームの代わりになるのではないかと思っています。

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実際、我が家のニホントカゲさんは、この夏を、アオドウガネ幼虫とミルワーム、ハニーワームのローテーションで乗り切りました。夏にコオロギの飼育をしなくてもよかったので楽でした。夏場のコオロギ飼育は、臭いも気になるしエサや水分の補充が面倒ですからね。

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ニホントカゲは様々な土壌生物を食べる生き物なので、自然界でもきっとコガネムシ幼虫と出会えばエサとしているのでしょう。もっとも飼育下では、ミルワームやハニーワームより食いつきは悪いです。(少し躊躇してから食べる感じ)。

 

アオドウガネ幼虫は害虫として名高いですが、こういう目的で飼育する価値があるかもしれません。アオドウガネ成虫は夏の間、いろいろなところで見かけるので、来年も採集・飼育・産卵してもらうつもりです。

 

私自身、食糧難になったらアオドウガネを食べてみようと思いますが、気弱な私にはまだその勇気はありません。

 

白黒のゾウムシはいろいろ吸う

アシナガオジロゾウムシ

 

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昆虫ゼリー ★★★★

ゼリーの蓋に小さい穴を開けておくと、ゾウムシが口(口吻)を差し入れて食べ始めます。基本の餌として常備。でも小さなゾウムシには量が多すぎるので少しもったいない。どのゼリーをもっとも好むかを今後観察。

 

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シャインマスカット ★

最初だけ吸っていました。コストもかかるし、お勧めしません。

 

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小松菜の茎 ★

最初だけ吸っていました。

 

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リンゴ ★★★★

かなり好きそうです。変色すると汚くて飼育モチベーションが落ちます。変色させないか見せないかの工夫必要。日持ちさせることができればよい餌となりそう。

 

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実家でもらった豆(名前は後日確認 > サンカクマメ)★★★

ゾウムシさんが吸ったところが黒く変色していきます。エサのバリエーションとして使用可能でしょうか。

ゾウムシさん、踏まれても大丈夫?

ツマが私の部屋に突然入ってきて言いました。「キッチンでこんな虫が死んでたわよ・・」手には丸められたティッシュを持っています。

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ティッシュを受けとって中身を確認してみると、まさかのシロコブゾウムシ。飼育ケースにいるはずのゾウムシさんが、なぜキッチンにいたのでしょうか。

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目を近づけて見てみると、体を硬直させて丸くなっています。「ははっ、大丈夫、大丈夫、死んだふりしているだけだから」と、ゾウムシの擬死についてツマに詳しく説明したいと思いましたが・・・止めておきました。

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「どうしてそんなところにいたのかなあ~?」と笑顔でツマを部屋から送り出し、早速シロコブゾウムシの飼育ケースをチェックしてみると、蓋が緩んで隙間ができていました。4匹居るはずのゾウムシさんが1匹もいません。飼育者として恥ずべきことながら、脱走させてしまったようです。

 

どこにいるのかな~と天井を見てみると、早速1匹発見。隣の部屋のツマに気づかれないようサッと身柄を確保しました。部屋の中を見回して、本棚の上を歩いていた3匹目を収容。

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最後の1匹がなかなか見つからないので部屋中を探して歩いていると、何か硬いものを踏みつけました。「やばっ ゾウムシさん踏んじゃったよ」慌てて足の下のゾウムシさんを確認したところ、さすがの硬い外骨格のおかげで、何ともありませんでした。飼育ケースに戻すと早速ノコノコ歩き始めました。

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シロコブゾウムシさん、ほんとうに頑丈な生き物ですね。そういえば、今回、虫嫌いなツマがあまり嫌そうな顔をせずゾウムシさんを持ってきたような気がします。これも丸っこくてユーモラスな体形のおかげでしょう。エサの確保さえできれば、とても良いペット昆虫だと思います。