シロゾウさんの卵を得る方法

プラケでシロゾウを飼う方法、第2弾は採卵法です。

 

シロゾウ(シロコブゾウムシ)さんは、放っておいてもエサのクズの葉や、床材の紙ナプキンの端を折りたたんで中に卵を産み付けます。ですが、クズの葉や紙はカビが生えることがあるので、現在は写真のように不織布を使っています。少し黄色く見えているのがすべて卵です。

 

折りたたまれた布の端を開いてみると、卵が現れます。

 

制作方法は、不織布を折りたたんで、磁石でプラケの側面に固定するだけ。

 

毎週、回収して200mlプラカップ(孵化ケース)に移します。

 

2週間もすると小さな幼虫が生まれてきます。

 

体長2mm弱でしょうか。

と、ここまでは簡単なのですが、その後がうまくいきません。どうやって幼虫を育てるかが今後の課題です。

イモさん、なぜチミがそこにいるのか?

毎週末の自然観察ランニングの記録です。今回は、驚いた出会いがありました。朝5時に自宅を出て、市内の川沿いの遊歩道を走っていると・・・

 

路上に小さな黒っぽい生き物がいます。細長いしっぽが見えたので、ニホントカゲカナヘビさんかと思ったのですが・・・

 

近づいてみると、なんとイモリでした!な、なんでチミがここに居るんだ。チミは水の中に住むべき生き物だろうに。ここは川からずいぶん離れているし、道は完全に乾燥しているぞ。

 

眼を凝らしてみても、やはりイモさん。つんつん突いてみるとちゃんと動くので死んでいるわけではありません。ひっくり返してみるとお腹が赤くて、間違いなくイモリ(アカハライモリ)。

 

しかし、なんでこんなところに???

勝手ながら仮説たてさせていただきます!

イモさん、雨が降った時に川から陸に上がってきて、ミミズなどのエサを探していたのではないでしょうか。そして、思いがけず遊歩道にでてしまって途方にくれていたとか。

昨夜はしばらく雨が降っていたので、両生類のアカハライモリは地上に出やすかったはずです。また、雨の後にはミミズが地表によくみられます。実際、ミミズの死骸が近くの路上でみられました。

これは大発見とおもったのですが、帰宅して「イモリ」「地上」で検索してみると、イモさんは基本的に水中で生活しているものの、地上にでることもまれにあるみたいですね。イモリは水中生活者と思い込んでいました。確かに、カエルと同じ両生類ですから、地上にでてもおかしくはなさそうです。

 

 

ところで、イモさんは、川の近くにそっと戻してあげました。

 

プラケでシロゾウを飼う方法

我が家のシロゾウさん(シロコブゾウムシ)です。現在4匹を飼育中。どうやって飼っているかを紹介します。

 

飼育ケースは中プラケを立てたもの。

 

エサはクズの葉。長い柄の根元をポキッと折ると簡単に切り離せます。

 

柄を水を入れたペットボトルに縦に立てて入れています。水はなるべく高い位置まで入れたほうがサイフォンの原理が働くのではないかと思ってギリギリまで入れています。転倒防止のためにマグネットでプラケ側面に固定(矢印)。

 

ペットボトルの栓をしているキッチンペーパーは、給水場にもなります。念のため床にも濡らしたキッチンペーパーを置くと安心ですね。ときどきシロゾウさんが水を飲んでます。

 

やっぱり小さい、マメコのたまご

1㎝くらいの小さなコガネムシマメコガネ。拡大した写真でみると、結構美しい姿をしていますね。このマメコガネ、7月上旬から飼っているのですが、1か月ほど経っても産卵してくれませんでした。

 

最初は、飼育ケースの一角に産卵エリア(カブマットを詰めたプラカップ)を設けていました。しかし、この方法では卵を得られず。もしかしたら、生きた植物の根を入れたら産卵促進されるかなと、産卵エリアにイネ科植物の種をまいてみました。

 

蒔いたのは、余っていたライムギの種です。発芽して2週間くらい経ったので、産卵確認をしてみることにしました。


産卵エリアのカブマットを掘り起こしてみると・・・小さな卵を発見。大きさは1.5mmくらい。ずいぶんと小さい卵です。

卵はライムギの苗と一緒に埋め戻しておきました。2週間くらいしたら孵化の確認をしてみたいと思います。

 

 

2022 コフキコガネ幼虫飼育の開始

コフキコガネ成虫はすでに世を去っていますが、卵が残されていることが2週間ほど前に確認できています。飼育ケースの底面に幼虫が数匹見えたので、幼虫の取り出しをすることにしました。少し早いかとも思いましたが、趣味なのですからワクワクする己の心に従うことにしましょう。

 

いました、コフキさん。丸くなった直径が5mmくらいです。体を伸ばすと1㎝位でしょうか。

 

合計6匹の幼虫を発見し、200mlのプラカップで個別飼育することにしました。これまでの経験からコフキコガネの室内飼育では3齢→蛹の過程が難しいことが分かっています。この幼虫は冬季に寒さを経験してもらって蛹化促進する予定です。

 

 

コフキコガネ、シロスジコガネ終了かと思ったら

7月末より飼育を開始したコフキコガネさん(1オス・1メス)。ほとんど餌を食べることもなく1週間で死去。今年のコフキさん飼育は早々に終了となりました。数日前に飼育ケース内のマットを調べて、卵や幼虫が無いことを確認してたので、そろそろ飼育ケースを撤収しようと片づけを始めたところ・・・

 

マットの中に卵発見!すでにマットが乾燥気味になっていたので慌てて加水して卵を埋め直しました。

 

同じころからシロスジコガネも飼育(3メス・1オス)していて、こちらも1週間くらいですべて他界。こちらのほうも同じく本日撤収を予定していたのですが、もしやと思い調べてみると・・・

 

タマゴが1個見つかりました。

 

孵化しているかどうか、9月になったら確認してみます。それにしても一度調べたはずなのに卵の存在を見逃していました。今後は飼育ケースをはやく片付けたいという気持ちを押さえて、しばらくそのまま置いておく方がよさそうですね。