突然の鯉はクレイジーに

 6月某日。曇り時々雨。気温21度。19:30−20:30。
 今日のポイントは、田園地帯のほとんど止水に近い河川。

ジッターバグを封印し、本日はクレージークローラにトライ。クレクロはバシャバシャ・クネクネと動き、何だか楽しい。季節柄、川に落ちて泳ぐ蛙をイメージして引いてみた。「ワタシは蛙。ワタシは蛙。夕闇を漂う孤独な蛙・・・。」

葦際を引いてくると、明らかにナマズのものとは違う波が背後に現れ、ルアーに向ってきた。波紋状の波ではなく、向こうから押し寄せてくるような波。バコッとルアーが消えた。激しく暴れる魚をネットに収めると55cmの鯉だった。鯉をルアーで釣ったのは初めてだ。知識としては知っていたが、本当に鯉ってルアーで釣れるんですね。とてもドキドキしました。

続いて、少し場所を移動。岸から離れてキャストして川を横切るように引き、手前の岸際でピクピクと動かす方法で、ナマズをキャッチ。55cm、78匹目。

クレージークローラで初めてのナマズ釣果。しかも鯉のおまけつき。満足して早々に帰路につきました。

(波の違いについての考察)ナマズの口は上向き。上向きの口で捕食するために、水面のルアーに対してナマズは川底側より向かってくる。このため、水面には同心円状の波ができやすいのではないか。これに対し、鯉は口は下向き。下向きの口で水面のルアーを捕食するには、ルアーの手前から水面近くを泳ぐ必要があるだろう。このため、鯉では押し寄せるような波が観察されたのではないだろうか。・・・たった1例から想像して喜んでいる素人の戯言かな。