ナナフシ食草の室内水耕栽培2

室内で水耕栽培しているナナフシ食草が、ずいぶん育ってきた。

 写真はミニバラ。5枚葉1つから開始して4週間の状態。これくらい葉が茂ればナナフシのエサとして使えるだろう。数セットをローテーションすれば、冬期のナナフシ飼育において、エサ確保の助けとなると思う。

 ミニバラは鉢植えのものを購入し、根のまわりの土を洗い流し、水耕栽培ボトルにセッティングしている。殺虫剤が散布されている可能性があるので、もともと付いていた葉はほとんど取り除いた。

 ミニバラは挿し木でも十分育つようだ。下の写真は、挿し木後、4週間経過したミニバラ(矢印)。根分けしたものに見劣りしない育ちぶりだ。

 なお、写真の右側には、挿し木したモミジイチゴも写っている(赤矢印)。ナナフシに葉を食べられて枝だけになったものを挿し木したところ、再び葉が出てきたのだ。バラキイチゴは挿し木が可能なので、食草として用いた後に再生利用が可能かもしれない。


 最後の写真は、室内水耕栽培ナワシロイチゴ。まったく葉のない状態から栽培を始めたが、開始後3週間でこの状態になった。成長はかなり早いので、冬期のナナフシの食草として使えるだろう。なお、常緑種のフユイチゴも栽培しているのだが、ほとんど成長がみられない。フユイチゴは、秋までにベランダで栽培し葉を茂らせておき、冬に適時使う方法が良いかもしれない。