トゲマッピング

 ワタシの一番好きな国産ナナフシはトゲナナフシです。
 なんといっても体にたくさん生えたトゲトゲがかっこいいですね。

 

 しかし、このトゲトゲ、いったい何の役に立っているのでしょう。
 鳥などの敵からの防御に役立つほどチクチクしないトゲです。弱々しいトゲですが、ノイバラのトゲなどでチクリとやられた経験がある敵ならば痛さを思い出して攻撃を諦めるかもしれませんけど。まあ、トゲがついているほうが、より小枝に見えやすいという単純な理由なのかもしれません。

トゲについて、もう一つ疑問に思うのは、トゲの位置や大きさに個体間でどれくらい違いがあるかです。トゲの位置は生まれつき決まっていて、親子で一致するのでしょうか。また、環境の影響を受けて位置や大きさが変化したりするのでしょうか。調べてみると面白かもしれません。

 このような研究のために、当ブログが開発したツールをご紹介しましょう。それが、下にお示ししたトゲマッピングです。トゲの位置をプロットして比較するのです。なお、楕円は脚の付着部です。

  

 ここでは、主観的に大きいトゲをA、小さいトゲをaで表してみましたが、もっと客観的に表す方法が必要ですね。

「101匹のマナズに訊け」は、トゲナナフシ研究を応援します!