シロゲヤロウ、現る
(前回のつづき)
先日のミッドナイトランで、4匹のコフキコガネを採集しました。
街灯の下でコフキを採集するときは
遠見で、オスメスの大体の区別をつけています。
触角が大きいのがオス、身体が丸いのがメスですね。
薄暗い街灯の下で採集したときは、メスが3匹と思ったのですが
家に帰って蛍光灯の下で観察してみると
一匹だけおかしなコフキコガネが混じっています。
からだが丸っこいのに、触角で確認するとオスなのです。
しかも、からだの色が白っぽい。
これは・・・
うわさに聞くオオコフキコガネではないでしょうか!
さっそくインターネットで調べてみることにしました。
やはりオオコフキコガネのオスは、
コフキコガネのメスに近い丸っこい体形をしているようです。
さらに、オオコフキの体を覆う微毛は灰白色で、その下の身体の色は赤みが強い。
これも合致しています。(ちなみに、コフキは黄色い微毛)
また、今回の採集場所は、川の近くでした。
オオコフキコガネは、河川敷や海岸線などに多く生息しているそうで
これも合っています。
ということで、この昆虫はオオコフキコガネ(仮)と判定しました。
しかし、体毛の色と体の丸みだけで区別するというのは、あいまいですね。
もう少し確実な見分け方はないのでしょうか。
もひとつの疑問は、オオコフキコガネのメスはどんな姿をしているかということです。
オオコフキのメスは、きっと真ん丸のナイスバディをしていると予測します。
この夏、会えるといいなあと思っています。