2013-01-01から1年間の記事一覧

このむし、なんぞ?

石垣島でビーティングをしていると、ナナフシ以外にも、今までみたことがないような虫が落ちてくる。 体長1.5cmの謎虫 体長2.5cmの謎虫 こういった正体不明の虫以外にも、大きな蜘蛛やトカゲが突然落ちてきてびっくりさせられた。石垣島でのビーティングはと…

315円でビーティングネット製作

普段のビーティングでは、ビニール傘をネット代わりに使うことが多いワタシだが、石垣島を訪れるにあたり、もう少しましなネットを作ってみた。ただ作るだけでは面白くないので、製作費を可能な限りケチってみた。写真が完成したビーティングネット。 材料費…

美しき昆虫たち、地味なナナフシ

石垣島をナナフシを探しながら歩き回って、しみじみと感じたことがあった。それは「国産ナナフシというのは、実に地味な存在だなあ」ということ。石垣島では、優雅に飛翔する美しい蝶をしばしば見かける。悔しいかな、存在の華やかさにおいて、ナナフシは蝶…

くっついてチクチク痛いんです

石垣島旅行を今日も振り返る。石垣島でのナナフシ採集の2番目の目標は、「タイワントビナナフシをみつけること」だった。タイワントビナナフシは比較的大きな翅をもつのが特徴。ワタシの住んでいる福井県には、タイワントビナナフシは分布していない。石垣…

石垣島でコブナナフシ探し

石垣島旅行をさらに振り返る。今回の旅行の一番の目標は、コブナナフシを見つけることだった。インターネットでコブナナフシについて調べたり、「ナナフシのすべて」を読んだりして、採集のイメージを膨らませて石垣島に乗り込んだ。 また、今回のコブナナフ…

アマミナナフシがいっぱい

石垣島 11/15−11/17 石垣島はアマミナナフシだらけだった。バンナ岳、野底岳、於茂登岳のすべてでアマミ、アマミ、アマミ・・・。総数30匹以上みつけただろうか。3cm程度の幼虫から成虫までが混在していた。 オスは、細くて濃い茶色をしている(写真、最上段…

大人のどんぐり拾いPart4・・・石垣島の巨大どんぐり

11月15日から3日間、石垣島を訪れた。目的のひとつは、日本最大のドングリを見つけることだった。日本最大のドングリ、それは、オキナワウラジロガシが実らせるドングリだ。最初の2日間、かなりの距離を歩いて探し回ったが、どうしても見つけられなかった。…

モドキ、シス

ナナフシモドキが飼育ケースの底に横たわり、動かなくなっていた。1ヶ月前から産卵しなくなり、次第に衰弱しつつあったのだが、とうとう命が尽きたのだ。5月4日に採集してから6か月の付き合いだった。 【2013年 モドキのおもひで】 今日は、ナナフシ(モ…

「ななふっしー」の誕生

「ふなっしー」というマスコットキャラクターが人気らしい。梨の妖精で、船橋市のご当地キャラ(非公認)とのことだ。YouTubeで見てみると、確かに面白いキャラクターだ。ゆるい外見に似合わぬ激しい動きが特徴で、突然みせるジャンプの高さに驚かせられる。…

コブナナフシの卵

nanahusiさんから、コブナナフシの卵を頂いた。卵を目にしての第一印象は・・・「でかっ!」。予想していたよりもずいぶん大きい。周囲には産毛みたいなものが生えているし、実に変わった卵ですね。 写真左がヤスマツトビナナフシの卵、右がコブナナフシ卵。…

ナナフシを描いてみよう

先日、本屋で「生き物の描き方]という本をみつけ、読んでみたらナナフシを描きたくなってしまった。 描いたのはニホントビナナフシ。リアルのナナフシを見ながら描いたのだが、細かいところが良く見えないので正確な描写はかなり難しい。結構面白かったので…

冬のナナフシ食草栽培開始 

ナナフシ食草の冬の水耕栽培をそろそろ開始することにした。100円ショップで食品用シール容器を購入し、以前作成したように室内用水耕栽培システムを作成。エアーポンプは、水心SSPP-3Sを使用した。GetLucky1.0号と命名。 今回のシステムは、5Lの容器を用い…

ドングリからイモムシころりん

大人のドングリ拾いの後日談。採集したクヌギのドングリは冷蔵保存したのだが、余った数個をタッパーに入れて放置してあった。今日、何気なくタッパーの中をみたところ、底を小さなイモムシが這っていた。タッパー内を調べてみると、7mmくらいのイモムシを5…

秋のニホントビナナフシ採集 

一週間ばかり風邪をひいていたのだが、ようやく体調が回復したので、ナナフシ採集に行くことにした。採集地は福井県勝山市。山はまだ紅葉に染まってはいないものの、木々の葉は濃く暗い色調に変化していて、秋が深まりつつあるのを感じる。 ミズナラの葉上に…

福井マラソンとセミの声

今日は、福井マラソンに参加し、ハーフの距離を走った。ハーフに挑戦するのは、今年の6月に続き2回目。前回は残り3kmで足がつってしまい、足を引きづりながらのゴールだった。今回は、走り方に工夫を加え、後半のスピードをセーブ気味にしたので、こむら返り…

どんぐりを食べてみた

拾ってきたスダジイとマテバシイの実(どんぐり)を食べてみることにした。生でも食べられるそうだが、念のために電子レンジでチンしてから食べることに。 それぞれ5個くらいを封筒に入れて、500W2分で加熱してみたところ、マテバシイの実が次々爆発。どんぐ…

大人のどんぐり拾いPart3・・・そしてボクは、どんぐりおじさんになった

先日拾ったマテバシイの実は、食べることができるどんぐりだ。「どんぐり見聞録」という本によれば、マテバシイよりももっと美味しいどんぐりとしてスダジイの実があるそうだ。いつかスダジイの実を拾いたいなあと思っていた・・・。 今日は、福井マラソンの…

大人のどんぐり拾いPart2・・・そして脱輪

1週間後の福井マラソンに備えて、今朝は近くの公園をジョギング。走っている途中に、道端にたくさんのどんぐりが落ちているのに気付いた。一番多いのはシラカシのどんぐり(写真左)。続いてコナラ。まれに、先の尖った大きなどんぐりが落ちているが、これは…

昆虫撮影の本とカメラ

仕事から帰宅すると、アマゾンで注文した昆虫撮影の本が届いていた。昆虫写真で有名な写真家・海野和男さんの本だ。 パラパラと本をめくってみると、美しい昆虫写真が満載でとても面白そうだ。元来、ワタシは写真撮影に熱心なほうではないのだが、最近10年ぶ…

シラキトビの産卵

今日は、トビナナフシ3種を飼っている飼育ケースの掃除を行った。トビナナフシの卵は、飼育ケースの底に敷いた新聞紙の上にまき散らされている。シラキトビナナフシを飼育して1週間以上が経過したので、卵を見つけることができるはずだ。 右がトビナナ3種の…

大人のどんぐり拾い

職場からの帰り道、秋に鳴いているセミの声を聞きに、近くの山に立ち寄ってみた。鳴いてきたのはほとんどツクツクボウシで、他にはミンミンゼミの声が弱々しく聞こえるのみだった。 山を立ち去ろうとするとき、路上にどんぐりがたくさん落ちているのに気付い…

秋に聞くセミの声

今日の福井市は気温が31℃まで上昇し、9月下旬にしてはとても暑い日になった。仕事の合間に職場の駐車場を歩いていると、近くにある山からセミの鳴き声が聞こえてきた。9月下旬となったのにセミの鳴き声が聞けるとは!聞こえてきたのは、ミンミンゼミとツクツ…

アマミナナフシが☆になった日

飼育中のアマミナナフシ(メス)が寿命を全うした。石垣島で採集したのが、昨年の11月なので約10ヶ月飼育したことになる。遺された卵がたくさんあるので、孵化するか見守りたい。 アマミ卵(右上) 在りし日のアマミ Healing Islands OKINAWA 4~石垣島~(Blu-…

ニホントビナナフシが産卵開始

トビナナフシの飼育ケースの掃除をしたところ、黄土色のヤスマツトビの卵に混じって、黒っぽい卵が数個みつかった。同じケースで飼っているニホントビがそろそろ産卵を始めてもよい頃だ。黒い卵はニホントビの卵だろうか?卵は1.5mmくらいと小さく、目を…

シラキトビナナフシを採集

前回の採集では、シラキトビナナフシと出会うことができなかったので、今回はもう少し標高を上げてトライしてみることにした。場所は福井県勝山市。標高500mくらいから山道を徒歩で登りながら、ミズナラとクリの枝葉を中心にビーティング。ミズナラはすでに…

名古屋で故・岡田正哉氏を想う

仕事で名古屋に出張中。ナナフシ愛好家にとって名古屋といえば、味噌カツでもエビフライでも中日ドラゴンズでもなく、故・岡田正哉氏なのである。 岡田氏は、日本のナナフシストのバイブル「ナナフシのすべて」の著者で、名古屋に住んでおられた。「ナナフシ…

ニホントビナナフシが成虫に

先日採集したニホントビが成虫になっていた。翅が長くなり、体側部に黄色い線がくっきりと現れた。 トビナナフシは落ち着きなく動き回るので、とても写真が撮りにくい。やっと撮れたのが下の写真。 たぶん、1週間程度で産卵を始めてくれるだろう。

ナナフシの卵を顕微鏡で覗いてみた

採集したエダナナフシとヤスマツトビナナフシが産卵を開始した。ナナフシの卵はとても小さいし、悲しいことに最近のワタシは年齢のせいで近くが見えにくくなっているので、顕微鏡で観察してみることにした。 使ったのはドゥ・ネイチャー顕微鏡という安価な携…

体に特徴がないヤスマツトビナナフシ

昨日の採集でヤスマツトビナナフシを何匹か見つけたので、同定のポイントをまとめておこう。日本に生息するトビナナフシは、ニホン・シラキ・ヤスマツの3種だが、体に特徴が一番ないのがヤスマツトビナナフシだ。(1)頭・胸部に特徴的な線がない ニホントビ…

早起きしてナナフシ採集リベンジ

夏季休暇で今日もまた早起き。昨日は残念ながらナナフシを採集することはできなかった。今日は、さらに遠くまでトビナナフシ採集に行ってみることにした。 朝4時30分に起床し、自動車で1時間かけて福井県大野市の山道に到着。出発時は空はまだ暗く月が輝いて…