2013-02-01から1ヶ月間の記事一覧

ナナフシ食草ノオト(4)マテバシイ

マテバシイはブナ科の常緑高木。葉がよく茂り姿が良いために、庭や公園にしばしば植えられる。アマミナナフシの冬の食草としてマテバシイを用いているのだが、葉に厚みがあって硬いためか、好んで食べるというほどではない。 少しでも葉を柔らかくして食べや…

冬の山道散策、楽しすぎワロタwwwwww

仕事の合間に、福井市内の山道を歩いてみた。目的は、冬のナナフシ食草の野外観察。今日の福井県の日中の天気は、曇りときどき雪。気温はおよそ3℃。雪がちらつき風は冷たく、外を歩きたい気分ではなかったのだが、山道を歩いてみるととても楽しかった。 ま…

ナナフシ食草ノオト(3)リュウノヒゲ

リュウノヒゲは常緑の多年草で、庭の樹木の下に植える下草(グランドカバー)として人気がある。冬でも葉を茂らせているので、冬期のトゲナナフシのエサとして使っている。しかし、トゲナナフシの食草として本当に相応しいのかどうか、いまひとつ分からない…

ナナフシ食草ノオト(2)フユイチゴ

写真は、水耕栽培のフユイチゴ。フユイチゴは常緑の野イチゴである。 トゲナナフシもアマミナナフシもフユイチゴを食べるのだが、あまり積極的には食べない様子だった。これはフユイチゴの葉が肉厚で堅いからだと思う。ミニバラを同時にケージに入れておくと…

ナナフシ食草ノオト(1)ナワシロイチゴ

現在、ナナフシ食草として、ナワシロイチゴを水耕栽培している。ナワシロイチゴは野山に自生するバラ科のノイチゴだ。トゲナナフシ・アマミナナフシの両者ともよく食べてくれるので、食草として有用だ。 このナワシロイチゴ、冬の食草としてリビングルームで…

ナナフシ愛好家のための水耕栽培入門(1):光

植物の成長には、光合成が効率よく行われることが大切だ。光合成によって、植物の成長に必要な有機物が作られる。葉の中の葉緑体が、光のエネルギーを用いて、水と二酸化炭素から有機物と酸素を生成するのだ。光合成は、青(380-480nm)と赤(600-680nm)の波…

ミニバラ咲いた

水耕栽培のミニバラの花が咲いた。蕾がなかなか開かなかったのだが、2週間を経過して黄色い花を見る事ができた。 ちなみに、2週間前はこんな具合。 水耕栽培開始から2ヶ月で開花したことになる。予想よりも大きい花が咲いたので驚いている。花の直径は7cmも…

hydroponicsの入門書

水耕栽培のことを英語でhydroponicsという。アメリカではhydroponicsの人気がとても高く、アマチュアの園芸愛好家レベルでも盛んに行われているそうだ。 hydroponicsの良い入門書はないかと探していたところ、米国amazonでとてもレビュー評価の高い本を見つ…

そろそろナナフシの糞について語ろうか

ナナフシの糞はあまり不潔な感じがしない。木の葉の繊維を固めたペレット状で、完全無臭だ。彼女らの糞に比べて、我々人間の糞の何と不潔なことか。 さて、このナナフシの糞、マレーシアのある地方では熱いお湯を注ぎお茶にして飲むらしい。Paul D. Brock先…

水耕栽培でエアレーション

以前からやってみたかったエアレーションを用いた水耕栽培を始めてみた。手始めに、挿し木(水挿し)の発根を行うエアレーション装置を自作。エアレーションにより切り口に酸素が供給されるため、発根が早くなるはずである。制作時間わずか30分の簡単システ…

ナナフシの「死んだふり」

ナナフシはひたすら目立たないように生きている。木の枝にじっと擬態して敵の目を欺く。仮に敵に襲われ木から落下したとしても、ナナフシは一目散に逃げ出したりはしない。彼女たちの得意技、「死んだふり」をする。「あれっ、美味しそうな虫だと思ったのに…