2024年初の野生カナブン
早朝ランニングの途中で、カナブンポイントを巡回してみたところ・・・
カナブンさん発見。今年初めて見る、野生のカンブンです。
今年は、飼育下で羽化した成虫の飼育を終了していて、すでに幼虫を得ています。新たにカナブンを採集することはせず、観察だけにしようと思います。
カナブン2世誕生
野外でのカナブンさんはまだ出現していませんが、わたしの部屋では4月上旬から姿を現し始め、すでに大部分が世を去ってしまいました。
この飼育ケースは、羽化したカナブンさんを2週間程度入れておいた小プラケです。黒土マットを1/3くらい入れて、転倒防止にクズの葉と割りばしをいれてありました。飼育ケースの底を確認してみると幼虫が見えたので、掘り出して確認してみることにしました。
さあ、掘ってみましょう。
かなりの数の幼虫がいます。黒土マットを多めに追加して飼育を続けることにします。数か月して幼虫が大きくなったら、1ケースあたり5匹くらいにしたいと思います。
浜辺のゾウムシ ~スナムグリヒョウタンゾウムシ~
2024カナブン羽化状況の記録
すべてのカナブン飼育容器の中身を確認したので、その報告です。
これまで羽化してきたカナブン成虫は6匹。
今回の飼育経験から私が学んだことは、
・通常のカブマットよりも、菌床を土に近い状態まで自然発酵させた黒土マットがベター
・乾燥気味がよいが、過度の乾燥には注意。黒土マットは乾燥が分かりにくいので、乾燥しにくい環境に置くことが重要。
実際の成績は以下のとおりです。
5通りの方法で幼虫を飼育。
(1)個別飼育、プラカップ430ml、黒土マット(月夜野きのこ園)、室内のコンテナ内に保管
途中1回マット交換
→ 4セットのうち3セットで羽化、1セットで死亡
・クズの葉なしで羽化可能。カップをさらにコンテナ内においたため過度の乾燥が防げた。飼育プロセスがすぐに見えないので楽しくはない。
(2)個別飼育、プラカップ430ml、黒土マット、室内本棚、途中1回マット交換
→ 4セットのうち1セットで羽化、1セットはまだ幼虫、2セットで死亡
(3)集団飼育4匹、小プラケ(シーラケース)、黒土マット、マットをクズの枯葉で被覆、室内本棚保管
→ 4匹中3匹が羽化、1匹は死亡
クズの葉被覆はマットの乾燥防止に役立ったと思う。クズの葉を食べた形跡はない。クズの葉以外の被覆材でもよさそう。本棚に置いてあるのでプラケ裏からすぐに幼虫の生育状況を確認できるので飼育は楽しい。
(4)集団飼育6匹、中プラケ、黒土マット、室内棚
→6匹すべてが死亡
エアコン近くの棚においたため乾燥しすぎしまった。黒土マットは乾燥が分かりにくいので注意必要。
(5)集団飼育6匹、中プラケ、黒土マット、針葉樹マット1:1、室内棚
→6匹すべてが死亡
エアコン近くの棚においたため乾燥しすぎしまった。黒土マットは乾燥が分かりにくいので注意必要。
ずぼらな飼育だったので、良い成績とはいえませんが、こんなところです。あくまで私個人の経験と乾燥です。
ゴールデンウィークのナナフシモドキ幼虫
ゴールデンウィークの最終日。そろそろ野外でナナフシモドキさんが孵化してくるころです。
ナナフシモドキは、林や森の奥でなくても、こんな林縁でよく見られます。今日は風が強く、吹けば飛ぶようなナナフシ幼虫を見つけるのには適しません。
ですが、強風のなか、揺れる葉につかまって食事中の幼虫を発見しました。食べているのはエノキの若葉でしょうか?
ナナフシモドキはもう1-2年飼育を続けてみるつもりです。
2024初のシロコブゾウムシ採集
今日の福井市の最高気温は30度に達し、5月上旬としては異例の暑さです。さて、仕事帰りに「そろそろシロコブゾウムシが出現する頃かな・・」と急に思い立ち、シロコブポイントに立ち寄ってみました。
いました!シロコブさんが、クズの茎の上をノコノコ歩いています。この時期は、まだクズの葉が生い茂っていないので見つけやすいですね。合計2匹を採集しました。
今年も幼虫飼育にトライしようと思っているので、メスだったらいいなあと思っていたのですが、持ち帰りに使用したレジ袋を開けてみると・・・
分かりやすくも、オスとメスでした。あらためて見てみると、オスは一回り小さいですね。
もう何年も続けているシロコブゾウムシ飼育ですが、幼虫飼育は全くうまく行きません。人工餌を作ってみたり、いろいろな植物の根をエサとして用意したりと様々な方法を試みているものの不成功です。この辺で何かブレークスルーが欲しいところです。まあ、しかし、飼っている間に良いアイデアや気づきが生じるかもしれないので、気長にやってみようと思います。