2020年 セミについての覚書き

アパートの踊り場にセミの亡骸が落ちていました。ツクツクボウシのようですね。

f:id:avdk101:20200926181807j:plain

今年はセミの鳴き声を初めて聞いたのがとても遅く7月21日でした。例年は7月1日頃から鳴き始めるのですが、今年は梅雨が長く続いたことも関係しているのでしょうか。ちなみに例年の鳴き納めは10月上旬です。

 

セミはいつかは飼ってみたい昆虫です。特に幼虫が工作機械みたいでかっこいいですよね。たしかアロエの鉢植えを使って幼虫を飼育できるのだと思います。いつかチャレンジしたいと思います。

コフキ幼虫のエサ交換と水やり

コフキコガネ幼虫のエサ交換と水やりを行いました。200mlプリンカップを開けると、コフキ幼虫が枯葉を食べていました。

f:id:avdk101:20200926175346j:plain

 

大豆を入れたケースでは、発芽大豆の傍らに幼虫。

f:id:avdk101:20200926175407j:plain

 

ついでに、大体の体長も計測しました。写真のメジャーの1目盛りが1mmなので、体長は13mmくらいあるのではないでしょうか。

f:id:avdk101:20200926175445j:plain

 

ちなみに9月15日、生まれた直後の幼虫はこんな大きさでした。

f:id:avdk101:20200926175305j:plain

 

また、これまで本棚の一角に16個の飼育ケースを置いていましたが、収納ケースの中に入れて管理することにしました。100円ショップで購入した壁紙を周囲に貼って内部を暗くしています。

f:id:avdk101:20200926175530j:plain

 

収納ケースの中はこんな具合です。

f:id:avdk101:20200926175542j:plain

 

コオロギさんの到着

仕事から帰宅すると小包が届いていました。今日はコオロギさんが到着する日なのでした。送り主は、みとこおろ〇さんです。

f:id:avdk101:20200925215532j:plain

 

箱を開けてコオロギさんが入ったケースを取り出します。

f:id:avdk101:20200925215548j:plain

 

前日に準備しておいたアイテムをプラケースに入れて、コオロギ飼育を始めます。ちなみに写真左がコオロギの隠れ家となる新聞紙、右上段が上面式の給水器、右下段が側面式給水器とトイレットペーパーの芯で作ったコオロギ回収器です。

f:id:avdk101:20200925215610j:plain

 

中ケース(幅29.9×奥行き19.2×高さ20.1cm)に飼育アイテムを入れ、コオロギを放ちなした。今回は100匹のコオロギを3つのプラケに分けています。これまでは2ケースに分けていたのですが、今回は過密にならないように飼育することにします。また、コオロギを移すときに室内脱走しないように、風呂場で作業を行いました。

f:id:avdk101:20200925215629j:plain

 

喉が渇いていたのか、コオロギが早速給水器(側面式)に群がっています。

f:id:avdk101:20200925215645j:plain

 

ちなみに、こちらがニホントカゲ様。

f:id:avdk101:20200925215704j:plain

 

コフキ幼虫テスト:プリンカップ内に小豆を置いてみた

健康に良いらしいので、最近は豆を食べるようにしています。よく食べるのは大豆、小豆、ひよこ豆です。これらのお豆さんを発芽させてみることにしました。

f:id:avdk101:20200921235023j:plain

水につけておくだけで豆は発芽します。室温約25℃で2-3日経つとどの豆も発芽してきました。食用に豆もやしをつくるには1日2回くらい水を換えないといけないようですが、面倒くさがりの私にはとてもできそうにありません。大豆、小豆、ひよこ豆の中で、水換えを怠っても一番腐敗しにくいのは小豆のようでした。

f:id:avdk101:20200921232131j:plain

この発芽小豆をコフキコガネ幼虫のカップに入れてみることにしました。コフキコガネのエサとして使えるかのテストです。一晩経過してそっとカップの蓋をあけてみるとこんな具合でした。

f:id:avdk101:20200921232156j:plain

這い出てきた幼虫が発芽小豆のすぐ横にいます!よく見てみると小豆に食痕もあるようです。

f:id:avdk101:20200921232210j:plain

4個のプリンカップで試してみたところ、すべて幼虫が小豆の横に来ていました。

f:id:avdk101:20200921232234j:plain

発芽小豆を用意しておいて、週に1回交換するのであれば、なんとか続けられそうです。しばらく試してみます。

コフキ幼虫テスト:プリンカップ内に枯葉を置いてみた

今年のコフキコガネ幼虫は、腐葉土メインで手間をかけずに育ててみることに決めていました。しかし、なにかと要らぬ手出しをしてしまうのが人の常。

 

腐葉土の真ん中に、乾燥させたプラタナスの葉を少し湿らせて置いてみました。ピリンカップに詰めたのは完熟腐葉土ですが、完熟なのでタンパク質や炭水化物はほとんど分解されているはずです。少しでもコフキ幼虫の生育を早めるため、まだタンパク質や炭水化物が残っている枯葉を食べてもらおうという魂胆です。

f:id:avdk101:20200920161328j:plain

一晩おいて調べてみると、枯葉のすぐ下に幼虫がいました。枯葉を食べたかどうかはまだ定かではありませんが、試みとして悪くなさそうです。

f:id:avdk101:20200920161402j:plain

文献をみると、どうもコフキコガネ類は比較的深い土中に産卵し、幼虫はそのまま深い場所で生育するようです。これに対し、ドウガネブイブイなどのコガネムシは未熟の堆肥に好んで産卵し、比較的浅い土中で堆肥や植物の根を食べて成長すると書かれています。

他のコガネムシが住む浅い層を避けて、深い土中で生育することが、コフキコガネの生き残り戦略なのかもしれません。しかし、コフキコガネが住む深い土中には分解の進んだ有機物しかないでしょうから、養分を補うために木の根を齧ることが重要なのではないでしょうか。今回の枯葉は木の根の代わりの栄養源になってもらおうという考えです。

 

コフキ幼虫、メインは腐葉土飼育で

大量に孵化したコフキコガネ幼虫をどう飼育するか。これまでの経験から、飼育の手間がかかりすぎると世話を怠けてしまうことが分かっています。なので、今回はなるべく手抜きをして飼育したいと思います。

f:id:avdk101:20200915212416j:plain

基本的に、生きた植物を餌にせずに飼育します。根食いのコガネムシが、腐葉土のみで成虫まで飼育可能であったとの論文があります。コフキ幼虫も主に腐葉土で育ててみます。一部は、カブトの飼育マットを混ぜてみました。

f:id:avdk101:20200916213227j:plain

しかし、今回多量に幼虫が採れたこともこともありますし、これまでと同じサツマイモ飼育もしてみることにしました。4カップだけにサツマイモを投入。

今後の飼育スケジュールとしては、毎週、カップの側面の水分付着から腐葉土の乾燥具合を推測してチェック。また、サツマイモを入れたカップは毎週腐敗の有無を確認。2週毎に全てのカップを開けて霧吹き。2か月後に幼虫を掘り出して生育の状況確認をしようと思います。

2020年、新コフキコガネの誕生です。

自民党新総裁の決定など、世間が慌ただしく動いていますね。

私も忙しくて、コフキコガネの卵のチェックを1日怠ってしまいました。

朝、コフキ卵管理ボックスを覗いてみると・・・

f:id:avdk101:20200915211916j:plain

なんと、コフキコガネ幼虫が卵から孵っているいるではありませんか!

f:id:avdk101:20200915212002j:plain

1日だけ目を離していた間に、孵化していたようです。

うじゃうじゃいる幼虫を数えていみると24匹でした。

f:id:avdk101:20200915212238j:plain

出勤前で時間は無いのですが、まずは体長測定。

6-7mmくらいの大きさでしょうか。

早速、幼虫飼育ケースに収容します。

f:id:avdk101:20200915212416j:plain

とりあえず本棚の一角に収納しました。

f:id:avdk101:20200915212504j:plain

夕方、帰宅して卵ボックスを開けてみると、さらに2匹の幼虫が孵化していました。これで、産卵された卵のすべてが孵ったことになります。孵化成功率は、26/36(72%)でした。

f:id:avdk101:20200830210935j:plain

母となるコフキコガネ(上写真)はすでに鬼籍に入っていますが、新たに生をうけたコフキベビーを大切に育てていきたいと思います。

 

ところで、26個の卵が1.5日の間に一気に孵化してくるのはすごいですね。なにか生物学的な理由があるのかもしれません。