過ぎ去りしナマズの夏
9月某日。20時〜21時30分。晴れ。気温20度。水温19度。
涼しい秋風の中、久々のナマズの夜釣り。周囲の草むらでコオロギが鳴いているのを聞くと、今さらながら、「夏は過ぎ去ってしまったんだなぁ」と感傷的な気分になってくる。ナマズのトップウォーターフィッシングは、むし暑い夏の日に、ちょっと浮かれ気分でするのが相応しいのかもしれない。
「夜中の川原で、俺、何やってるんだろぅ・・・」「ナマズを釣ることに、一体何の意味があるんだろうか・・・」いかん、ネガティブな思考になってるぞ。ポジティブ・シンキング。ポジティブ・シンキング。
「ナマズ釣りは素晴らしい! ナマズ釣りは楽しい!」「秋の星空の下、ナマズとの知恵比べ。そんなナマズ釣りを出来る僕は幸せ(微笑)」
しかし、ナマズのバイトは全くなし。8月にはバイトが多数があったポイントなのに。秋風が次第に肌寒く感じられ、急速にポジティブ・エネルギーが失われてゆく。こんな場合は、場所を変えてみるのも一法。ということで、福井市内の田園地帯の小水路へ車で移動。このポイントでは、必ずバイトがあるはず。
が、やはりバイトなし。一体どうなってしまったんだ、秋のナマズ先輩。水温が下がって、トップに出にくくなってしまったのか。それとも、場所を移動したのか。「今日はボーズでおしまいか・・・」と考え始め、投げやりなキャストになっていたが、足元すぐ近くでバシャと音がしてロッドが重くなった。
50cm+のナマズがかかってくれました(42匹目)。ただし、このナマズはただ釣れただけ。釣ったというには程遠い。弱気になっていた僕のジッターバグにバイトしてくれて有難う、ナマズ先輩(泣)。
ナマズに感謝しながらも、最近気になっていたナマズの口の中を撮影させてもらうことにしました。
▲は、ナマズの歯(tooth pad)で、とても硬い。ここにフッキングすることは、ありません。