早春の河原を歩く -ノイバラの観察-

 今日は午後から仕事の勉強会。会の前に少し時間があったので、会場近くの河原(福井県福井市)を歩いてみた。目的は、ノイバラの観察をすること。天気予報は雪だったが、晴れ間がのぞいて気持ちの良い散歩日和となった。気温4℃とまだまだ寒いが、サクラマス釣りをしている人や、ラジコンヘリを飛ばしている人がいた。
 
 さて、ノイバラである。河原のそこかしこにノイバラが散在していた。ノイバラは野に生育するイバラで、背の高さは1m程度だ。落葉したままで、まだ芽は出ていない。枝には鋭い棘が生えているので注意。 
 
 ノイバラは秋に赤い実を付ける。3月なのでもう実は残っていないかと思ったが、黒く熟した果実を少しだけみつけることができた。なかには赤みを残している実もあった。  
 
 ノイバラの実を割ってみると、小さな種が入っていた。ノイバラは、種からでも挿し木でも栽培できるようだ。強健な性質を利用して、バラの接ぎ木の台木に用いられるという。