出勤前に、ナナフシモドキのタッパーを確認して、異変に気付いた。モドキ幼虫が全くフンをしていないのだ。うんちはナナフシの健康のバロメーター。何か良からぬことがモドキ幼虫に起こったに違いない。モドキの位置を確認してみると、クヌギの葉に止まっているのではなく、タッパーの天井に張り付いてじっとしている。
モドキ幼虫は上へ上へと移動する性質がある。食草の葉が天井に十分触れるくらいの高さでないと、幼虫は葉ではなく飼育ケースの天井に止まってしまい、食事をしなくなる。また、今回はモドキ幼虫が少し大きく(2.5cm)なったので、タッパー(写真左)の中で葉の下に止まるにはスペースが狭くなったのかもしれない。
出勤前の忙しい時間帯ではあるが、ミニプラケを使って新しい飼育セットを至急作った(写真右)。食草のコナラを十分に天井に触れさせ、しかも床面からもある程度の距離をもってモドキが佇めるようにした。
夜仕事から帰ってさっそくプラケをチェックすると、たくさんのうんちがありました。新しい環境はOKだったようです。