うちのベランダをヤモリが訪れているようだ


早起きして、日課のベランダの植物への水遣りをしました。
水を入れたままのジョウロを手に取ると、何かが水の底に沈んでいます。
どうも小さな生き物のようです。


 


掬い上げて確かめてみると、ヤモリでした。
大きさは6cm。
すでに絶命していました。
かわいそうに、水を飲みに来て溺れてしまったのでしょうか。


 


わが家のベランダの植物には殺虫剤を使用していません。
ヤモリは、ベランダに発生した虫を食べているのかもしれません。


 


ニホンヤモリには以前から関心をもっていて、いつか飼ってみたいと思っていた生き物です。
ちょうど良い機会なので、ヤモリについて調べてみることにしました。


国立環境研究所の侵入生物データベースによると、ニホンヤモリの成体の体長は100〜140mmとのことなので、今回発見したヤモリはまだ子供のようです。
また、産卵期は5月上旬から7月下旬で、孵化期間は温度により40〜90日と幅があるそうです。きっと、春〜初夏にタマゴが産み落とされたのでしょう。
もしかしたら、ベランダの陰に巣があったのかもしれません。


興味深いのは、ニホンヤモリでベランダ菜園の除虫ができるかどうかです。
ヤモリは壁にくっついて飛んできた虫を食べる印象がありますが、鉢植えの植物についた虫を食べることもあるのでしょうか?
もし食べてくれるなら、ベランダ栽培の心強い味方になります。


いずれにしても、ヤモリがベランダに来ていることが分かっただけで嬉しくなりました。
シェルターを作れば、もっとヤモリを呼び込めるでしょうか。
狭い場所が好きなようなので、木の板を使って工作してみます。
ケースでの飼育については、ずっと先の楽しみとしてとっておきたいと思います。