ヤスマツプロジェクト 2015: トビナナフシ初齢幼虫をどう育てるか

これまでトビナナフシを卵から成虫まで育てたことはありません。
卵から幼虫は孵ってくるのですが、初期の幼虫を育てきれなかったのです。


  ヤスマツトビナナフシ 2015 
 

  その卵


失敗の理由として、まずトビナナフシ幼虫がとてもよく動き回こと。
気を付けてケースの扉を開けないと、幼虫が逃げ出してしまいます。
また、小さい幼虫が食べるoak系の若葉が、あまり日持ちしないとも理由です。
エサ替えをしょっちゅうしなくてはいけません。


 


今回は少し工夫してみました。
エサ替えしなくてよいように、鉢植えのクヌギでの飼育を計画。
トビナナフシの卵は冷蔵庫(野菜室)保存。
クヌギのドングリを前年の秋に鉢に植え
春に葉が出てきた後に、冷蔵庫から出した卵(↑)をクヌギの根元に置きました。



先日、ヤスマツトビナナフシの幼虫が孵化してきたのですが、
クヌギの葉が少し育ち過ぎていたようです。
葉がかなり固いようで、小さな初齢幼虫は食べることができないようにみえます。


 


仕方ないので、急遽予定を変更。
柔らかい葉っぱを補充することにしました。
冷蔵庫のストック袋からコナラとクリの新しい葉を出します。


  


オアシスに挿してからアルミホイルで包んで
鉢の傍らに入れました。
柔らかい葉を食べて少し大きくなれば
鉢植えの硬い葉でも食べるようになるでしょう。


この方法で初齢幼虫を大きく育てることができるでしょうか。
3齢くらいになれば、後はかなり飼いやすいのではないかと思うのですが。