花見に行ってみようと夕方に玄関をでたとたん、
足元で小さな昆虫がもがいているのを見つけました。
これは懐かしい昆虫・・・。
いつか飼ってみたいと思っていたケラです!
近くにいたもう一匹をあわせて2匹を採集。
我が家の飼育ケースに入って頂くことにしました。
花見から帰ってから早速飼育条件をネット検索。
床材はミズゴケがよく用いられるようですが、土がよいとの意見もあります。
結局、家にあったミズゴケと赤玉土(小粒)に加水して半分ずつ詰めてみました。
表面にはキッチンタオルを敷いて水分の蒸散防止。
エサは、ニンジンなどの野菜+動物質の餌+昆虫ゼリーが推奨されています。
とりあえず冷蔵庫にあった人参とコオロギエサを入れてみました。
腐敗が怖いので、エサは床材と極力分離することにします。
ま、様子をみながら微調整していきましょう。
ところで、採集した2匹がオスなのかメスなのか知りたいところです。
これもネット情報によると、前翅の翅脈の形態でオスとメスを見分けることができるそうです。
オスは不均一な翅脈の形、メスは均一な形なんだとか。
採集した2匹の前翅を拡大してみると下の写真のごとくです。
均一にまっすぐ伸びる翅脈で、たぶん2匹ともメスじゃないかな。
ヨーロッパのケラ(European mole cricket)は、オスの前翅の翅脈にハープ状の形が現れるとの文献もありますが、全文を読めないのでよくわかりません。後翅の先端形状もオスメスで違うと書いてあるけど、日本のケラも同じなのでしょうか?そのうち時間があったら調べます。
Wing dimorphism of European mole cricket Gryllotalpa gryllotalpa (Orthoptera: Gryllotalpidae) in the north-west of Iran Kazemi, Mohammad Hossein North-Western Journal of Zoology 2013