ヒラタアオコガネ成虫飼育の終わり

ヒラタアオコガネさん。小指の先ほどの大きさしかない小さなコガネムシです。最後の成虫がお亡くなりになり、5月上旬より始めていた成虫の飼育が終了しました。

 

飼育の節目として幼虫の状態を確認してみます。調べてみると残された幼虫は合計3匹だけでした。

写真下の幼虫は、5月27日より卵の状態から飼育を開始した個体です。200mlのプラカップで飼育していました。途中、卵4個を追加したのですが、卵は全て消えていました。早い時期から別個に飼育しないと他の幼虫に食べられてしまうのかもしれません。

 

こちらも5月27日より卵から育てている幼虫。幼虫のエサはカブトマットのみです。孵化後、2-3か月で蛹となるようなので2週毎に確認したいと思います。

 

9匹の成虫を飼育して最終的に得られた幼虫は3匹だけ。飼育方法を振り返っておきます。

まず、開始時点でのオスメスの見分けができませんでした。小さいうえによく動くので形態の比較が難しい。低温下で動かなくして観察しようかとも思いましたが、そこまでのモチベーションはもてませんでした。また、団子状に多くの成虫が集まるのでどれがメスかを知ることが難しかったです(下写真)。

 

飼育は小プラケで行いました。床材は消臭マット。産卵エリアはカブマットを入れた200mlプラカップ(下写真)。コバエの発生を防ぎたい、良い匂いで育てたい、明るい色の床材で楽しく飼いたいという理由で床材を消臭マットにしました。床材をすべてカブマットにするともっと産卵数が増えたのかもしれません。あるいは、芝などの植物を植えておくと産卵の刺激になるとか。

エサは昆虫ゼリーでした。生の葉の方が栄養学的にはよいのかもしれません。

 

まあ、こんなところでしょうか。残された3匹でいろいろ調べてみたいと思います。