夏の夜のカナブン幼虫の怪

ペアリングを終えたカナブンさんのメスです。背中の白マジックの点がコウビを終えたメスの印。現在は3♀を飼育中。


さあ、どんどん産んでくれよと思いながら、プラケースの底をみてみると・・・

モゾモゾ動いているものがいます。えーっ もう幼虫がいる!!

 

さっそく掘り出して調べてみると1㎝を超える幼虫でした。近くには冷たくなったメスの骸が横たわっていました。周囲をくまなく探すも幼虫はこの1匹だけ。

 

カナブン・メスの初採集は18日前でした。採集したメスがコウビ済みで、採集後すぐに産卵したとするとつじつまが合うのかもしれません。母親は1匹だけ幼虫を残してこの世を去ったのでしょうか。

 

幼虫はクズの葉入りのカブマットを詰めたプラカップで個別飼育することにしました。カナブンメスの飼育ケースにカブマットをもとに戻して飼育を再開。写真のように成虫の床材にもクズの葉を混ぜてあります。これからも産卵がみられるでしょうか。

 

母の亡骸より生まれし者、汝の名は鬼太郎。