朝方6時ごろ、福井市内の小山をランニング。
今日は蒸し暑くて、汗が噴き出ました。
ちなみに本日は終日快晴で、朝の気温は27℃、最高気温35℃、湿度86%。
ランニング途中で、樹液がでているクヌギの木を見つけたので、
夜20時30分ごろ、観察に行ってみると
おっと、何かいますね。
カブトメスでした。
カナヘビさんの飼育についてです。
今年の5月の連休からカナヘビを60cm水槽で飼育し始めました。
上から見るとこんな具合。
ちょっとごちゃごちゃしすぎている嫌いがありますが
少しずつレイアウトを変えていこうと思います。
カナヘビさんたちは人影に臆することなく
水槽内を動き回り
エサをパクパク食べています。
以前はプラケで飼っていましたが、
60cm水槽の方が
カナヘビさんがのびのび動き回り
観察もしやすいので
飼育がとても楽しくなりました。
以下はセッティングの覚書き。
水槽:ジェックス マリーナ ガラス水槽 600L-LOW
幅X奥行X高さ 60×30×26cm
バスキングライト:カミハタ ネオハロゲン 50W
(カミハタ クリップスタンドテラ)
紫外線ライト:ジェックス エキゾテラ レプタイルUVB100 13W
(ビバリア 太陽NEO、ビバリア 太陽NEO ランプカバー)
さあ、そろそろ夜も更けてきたことじゃし
キミ爺がトゲナナフシ飼育について語るとしようかのう。
昔のトゲナナ飼育は、それは大変じゃった。
とくに冬の幼虫飼育は食草の確保が難しくてのう。
寒いなかをシダの葉っぱを採りに行くのは
本当につらかったわい。
(昔のトゲナナ幼虫飼育の様子)
それが、2年くらい前からは飼育がとても簡単になってしもうた。
最近の飼育はこんな具合じゃよ。
(幼虫の飼育)
(成虫の飼育)
幼虫の飼育は、もっと簡単にプリンカップでも十分じゃよん。
トゲナナフシの飼育がこんなに簡単になったのは
これを使うようになってからじゃよ。
トゲナナフシが色々な食草をたべることに目をつけて
試してみたら大成功だったぞい。
フハハハ。食べちょる、食べちょる。
ホッホッホ。たくさん食べて大きくなっておくれよ。
こいつは、自然のエサを全く使わずに
シルクメイトのみで飼育して2代目なんよ。
平成30年(2018年)6月に産み落とされた卵から12月に生まれたんじゃ。
それが、この5月にはもう産卵を始めておる。
卵の期間およそ6か月、成虫になるまで6か月といったところやね。
ところで、シルクメイトは輪切りあるいはそれをさらに4等分して
アルミホイルで一つづつ包み、さらにフリーザーバッグに入れて冷凍保存しておるよ。
シルクメイトは冷蔵では長持ちしないからの。
冷凍するなと書いてあるが、わしは1年近く冷凍して使っちょる、ハハハ。
解凍したシルクメイトはアルミホイルを半分剥いて飼育ケースに入れる。
週1~2回交換して、乾燥するようなら霧吹きするんじゃ。
さて、全国のトゲナナフシ愛好家のために他の飼育条件も書いとくよ。
・幼虫飼育はプリンケースなどの半密封容器でもよろしい。大きくなってきたらプラケに移すが、フタにキッチンペーパーや新聞、ビニールなどを挟んで乾燥しすぎないようにするが吉。
・床にキッチンペーパーを敷く。実は、トゲナナフシはキッチンペーパーも食べておるよ。だから、完全にシルクメイトだけでの飼育とは言い切れん。キッチンペーパーのパルプもナナフシの身体をつくるのに役立っとるかもしれんでの。あまりに安いキッチンペーパーは、毒になるかもしれんで、使わんようにしちょるよ。
・1日1回飼育ケース壁面に霧吹き。
・飼育ケースは室内に置いとるよ。冬期でも特に保温は必要ないが、成長を早めたかったらエアコンやパネルヒーターを使えばよいじゃろう。
と、キミ爺のトゲナナフシ飼育法を書いてきたんじゃが、
この方法を試してうまくいかなくても
正直、ワシは知らん。
「じ・こ・せ・き・に・ん」という言葉を忘れんようにの。
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サミュエル・L・ジャクソンの憎たらしい爺さんが素晴らしい。
いつのまにかコフキコガネが羽化していたことを昨日書きました。
忘れる前に経過を記録しておきます。
まず、親となる成虫の飼育は2017年7月です。
コフキマザー。
成虫の飼育はモミジイチゴの葉をエサにしていました。
卵はほとんどが地表にばらまき産卵。
参考記事: コフキ女子の産卵と死
卵は湿らせた赤玉土あるいはオアシスの上で保存。
産卵後2週間程度で孵化。
飼育はプリンカップで開始。
サツマイモが餌です。
参考記事:コフキ・ラボラトリー(2017)開始
コフキコガネはサツマイモを食べて大きくなっていきます。
サツマイモを埋め込みました。
土は観察しやすいように意図的に浅くしています。
サツマイモの葉が生えてくるので適時剪定。
なお、最初はジャガイモも入れていましたが
あまり食べた様子がないので途中からはサツマイモのみ使用。
コンテナ外観。
アイリスオーヤマ バックルコンテナ BL-21 クリアを使用。
幅450mm×奥行295mm×高さ260mm。
観察しやすいようにと、フタを切り抜き、透明テーブルマットを挟みました。
普段は蓋の面に新聞紙を置いて暗くしました。
しかし、わざわざフタを切り抜く必要はなかったかもしれません。
サツマイモは萎んできたり腐敗してくるようなら交換。
週に1回程度土の表面に霧吹きをします。
コンテナは部屋の片隅に置き、冬はエアコンで19℃位をキープ。
2018年2月の幼虫。1年も経たないうちにかなりの大きさになります。
が、問題はここから。
1年以上経過してもあまり大きくなる様子がなく、蛹化もみられませんでした。
これは、以前のクヌギの根を用いた飼育でもみられた問題点です。
成長が進まない原因として、栄養(特に蛋白)不足の可能性を考えました。
自然界で、草木の根以外に土壌生物を捕食して蛋白を補っている可能性はないだろうか?
新江ノ島水族館からシロスジコガネの繁殖例(多頭飼育)が報告されているが、共食いによる栄養補給が行われていた可能性は?
試しに、蛋白源としてミールワームの蛹を与えてみました。
食べているところを一度だけ確認しましたが、これが羽化に影響があったのかは不明です。(写真矢印はハニーワームの蛹ですが、これは食べませんでした)
わたしのぐうたらな性分のため2回程度与えて後は止めてしまいました。
今後、再飼育することがあれば、課題としたいです。
そして、今回の羽化確認。
コフキコガネは、まだまだ謎多きプリチーな昆虫です。
コフキコガネの幼虫飼育も2年目となり
しばらく飼育コンテナの中を覗くのを忘れていました。
いや、本当のことをいうと気にはなっていたのですが、
なんとなく面倒だし、どうせ幼虫のままなんだろうと
諦めの気持ちで確認するのが嫌だったのです。
しかし、霧吹きくらいしてやらねばなるまいと
今日、意を決してコンテナを開けてみると
なんと、コフキコガネが一匹、羽化していました!!
これが飼育容器となるタッパーです。
(矢印が羽化したコフキさん)
お尻のあたりには蛹の抜け殻が脱ぎ捨てられています。
タッパーに貼ってある記録をみてみると
産卵2017/7/22 孵化2017/8/6
となっています。
産卵から約1年10か月での羽化です。
世話は、たまのエサ替え(サツマイモ)と霧吹きぐらいなのですが
地味な作業を2年間続けるのはタイヘンですね。
他のタッパーをみてみると
まだ2匹の幼虫が残っていました。
はたして、続いて羽化してくれるでしょうか。
近日中に、飼育の経過を振り返って記録しておきたいと思います。
近くの小山の山道をランニングしました。道端の草の上のキリギリス幼虫を観察していたところ、老齢のご婦人に話しかけられました。
「植物に関心がおありですか?」
「いえ、昆虫なんですけど・・・」
「どんな昆虫がいるんですか?」
「バッタみたいなものです・・・」
70歳くらいの上品そうなご婦人で、昆虫になど関心はなかろうと思って返答していましたが、続いて意外な言葉が返ってきました。
「あらっ、わたしはナナフシを飼っているんですよ。昆虫好きのお仲間ですね。今日はナナフシのエサの葉っぱを採りにきたんですよ」
ご婦人は手に持った桜の葉を見せてくれました。
ご高齢の女性のナナフシ飼育者がいるとは思っていなかったのでびっくりしました。こんなところで偶然出会うとは!
「えーっ、そうなんですか。ボクもナナフシ飼っているんですよ。今はトゲナナフシだけですけど」
「私の飼っているのはナナフシモドキかしら。もう7年も飼ってるんですよ。」
7年間、世代を繋いで飼育しているのだろうか?そうだとすれば、ナナフシ飼育上級者ではないか!
最近はジムで走るようになり、野外を走ったのは久しぶりでした。こんな出会いもあるし、自然観察しながらのランニングもいいものだなあと感じました。