ジョジョの奇妙なナマズ釣り

 最近、マンガ「ジョジョの奇妙な冒険」(注1)を読み返していて、ナマズ釣りでも波紋を感じることが大事だと気付いたんだ。

 早速、ナマズ釣りに波紋を応用してみたよ。まずは、ジョジョ立ち(注2)から、「波紋キャーーースト!」 丹田呼吸で練り上げた波紋を、投入したジタバグに送り込んだ。

 「ポチャリ」と落ちたジタバグを中心として、波紋が静かに水面に広がってゆく。一呼吸の間を置いて、ジタバグをピクリと動かした。

 ジタバグの背後の水面に、小さな波紋。ナマズの生み出す波紋だ。(注3)波紋使いである私は、ナマズのかすかな気配も見逃しはしない。「波紋を感じるッ! ヤツの生命の振動を感じる!ふるえるぞハート! 燃えつきるほどヒーーート!! そこだァーーーッ!」*

 ゴゴゴゴゴ・・・* バコッ!静かな水面が激しく炸裂し、黒い影がジタバグを襲う。すぐに、圧倒的なパワーがロッドを暗い水底に引き込もうとする。「ヌウウ!」*「すさまじい………… なんてあきれた生物だ ヤバイ相手だぜ…………」*

 しかし、闇に巣食う生物も、波紋使いが相手では分が悪かったようだ。「オラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラ オラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラーッ オラアアアアアアアアアアアアア オラオラオラオラオラオラオオラオラオラオラオラオラオラオラオラーッ!!」*

 そんな抵抗、「無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄ァーーーーーッ」*

 やっぱり、波紋を使っての勝負は最高だぜ。
 「そこにシビれる!あこがれるゥ!」*

 勝った!と思った瞬間、フックがスポッと外れた・・・。すっぽ抜けたジタバグが、草むらにポトリと落下。
 「うわーっ やっぱりそうだったァァァァァァン〜〜〜〜」*(泣)

 
------- 第一部 完 -------


 注1:「ジョジョの奇妙な冒険」は天才・荒木飛呂彦(敬称略)が描く傑作マンガ。筆者kimiをはじめ、熱狂的なファン多数。第一部・二部では、波紋使いが登場し、吸血鬼や「柱の男」たちと対決する。
 注2:「ジョジョの・・・」では、登場人物がとる特異なポーズが特徴的であり、「ジョジョ立ち」と呼ばれる。また、ここで引用(*)したように、印象的な擬音やセリフが多い。

ジョジョの奇妙な冒険 (9) (ジャンプ・コミックス)

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 注3:ナマズトップウォーターフィッシングでは、ルアーの周囲に発生するナマズの波紋を感じることが大事。着水箇所からかなり離れた水面が揺れることもあり、活性の高いナマズが居ることを知らせる。この日は、その後55cm+(トータル31匹)のナマズを釣り上げた。

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