ジタゲソと101匹目のナマズ -迷走するジタドバ-

ジッターバグにドバミミズを付けて流し釣りをする『ジタドバ』については既に報告した。さらに、ドバミミズの代わりにソフトルアー(ワーム)を付ける『ジッターワーム』についても、その威力を確認した。
 今回、夕食の真イカの刺身を食べながら閃いた。ドバの代わりにゲソ(イカの足)を使ってはどうかと。これが、『ジタゲソ』。ジタドバのさらなる進化形である!!

 

 ジタゲソの開発過程で、構造上の新たな工夫が追加された。ジタゲソでは、スナップスイベルを使ってオフセットフック(サイズ2)をジッターバグに繋いだ。これによりフックの交換が至極簡単となった。また、サイズの小さいフックに換えれば、ナマズより小さな魚(ウグイなど)にも対応可能なのである!!

 ここで、ジタゲソのコンセプトについても明らかにしておこう。ルアーマンからは、「ルアーにゲソを付けるなんて最低だろ。このゲソ野郎!」と叱られそうだが、ジタゲソはあくまでエサ釣りであり、ジタバグはエサの運び屋でしかない。だから、「ジッターのスイングでナマズを誘うことはしない」のがマイ・ポリシー。流れに乗せてゲソを漂わせるか、流れのないところでは小さなアクションでゲソを躍らせるだけだ。

 

 9月某日、ジタゲソを携えてフィールドへ。今回の釣行には記念すべき101匹目がかかっているので、ポイントは慎重にセレクト。1匹目のナマズを釣った思い出のポイント・福井市内の水路をチョイスした。
 ジタゲソをキャストし流れに乗せると、やがてジタゲソのケミライトの光がぴたりと止まり、すーっと横へ動いた。一呼吸おいてロッドをぴしっとあおって合わせると、バシャバシャと激しい抵抗。60cmのナマズ(100匹目)をキャッチ。続いて、101匹目(50cm)も難なくキャッチしてしまった。
 浮かんだ疑問は、「ジッタースルメでナマズが釣れるか」。なんだか変な方向に進んでいる気もするが。