水路で、前回り受身

 8月某日、晴れ。20:00

 いつかこの日が来るとは、薄々感じていたんだ・・・。

 田園中の小水路(川幅1.5m、水深30cm)でのナマズ釣り。1ヶ月前に、このポイントで釣りをしたときは、岸辺は除草されていたが、しばらくの間に草が生い茂っていた。今日のマイ・テーマは、「流れ込みをソフトルアーで攻める」なので、早速、草を掻き分けて田んぼからの流れ込みへと向かった。

 流れ込みを目の前にして、川岸に足を進めると・・・あるはずの足場がない・・・。そのまま、前のめりになって用水路へ転落。わずか50cmの高さだったが、不意の落下だったので、勢いよく転げ落ちた。バシャーーーッという音と共に、水しぶきが上がる。

 さいわい、体は無傷だった。知らない間に、前回り受身をして、身を守っていたのだ・・・。筆者「kimi」は、柔術の心得があるのです。幼いころに、父に手ほどきされた柔術が、30年後に私を救ってくれた。柔の道を厳しく躾けられたあの日々は、無駄ではなかった!ありがとう、オヤジ殿・・・。
   
 右手に持っていたロッドも無傷。しかし、左手の磯網は、真っ二つに折れていた。打ち所が悪ければ、私の首が折れていたかも・・・。もっとも、鯰人としては、こういった死に方もありかも知れないが・・・。

 まあ、いつか川に転落する日が来るとは思っていたが、ずぶ濡れ・泥まみれになると気持ちが悪いものです。しかし、すぐに帰るのも癪なので、そのままナマズ釣りを続けることにした。もひとつ下流の流れ込みにソフトルアーを投入して、55cm+のナマズをキャッチ(トータル37匹)。使ったルアーは、ゲーリー ヤマモト3インチグラブ(PUMPKIN W/B GRN)、ジグヘッド 1/32oz. フックサイズ 2 。

 ナマズソフトルアーで釣ったのは初めてなので、とても嬉しい。もっとも、私がこれまでにソフトルアーで釣ったことがあるのは、ヌマチチブだけだが・・・。

 とりあえず、ソフトルアーでもナマズが釣れる事は実感できた。次は、シンカーをつけて、ソフトルアーを底引きしてみよう。だが、ソフトルアーは、もう少し涼しくなるまで温存しておこうと思う。暖かいうちは、も少しトップウォーターを追求してみたい。

 ☆今回、身にしみて分かったこと☆
 ナマズの夜釣りは、足元に注意。

柔道部物語(1) (講談社漫画文庫)

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