ナマズの置き針仕掛け
最近、「Fishing for Catfish」というナマズ釣りの本を読んでいるのだが、これがなかなか面白い。ナマズは、アメリカではかなりメジャーな釣りのターゲットで、エサ釣りが中心となっているようだ。
この本には、実に様々なエサが紹介されている。自然のエサ(natural baits)として、生きた魚、魚の切り身、ザリガニ、イモムシ、蛭、カエル、(対象魚と種類の異なる)小ナマズなどなど。市販のエサ(commercial baits)として、blood bait(鶏などの血液でつくる)、sponge baits、tube baits(スポンジやチューブに人工エサを含ませる)など。
釣り方もいろいろあって、場所を固定しての釣り(still-fishing)、流し釣り(drift-fishing)、延縄(trotlining), jug fishing, 置き針(limblining), 手づかみ(noodling)などなど。
このなかで、置き針を試してみることにした。まず仕掛けを3セット作った。オフセットフック4号に4号のラインを結びつけ、2号のオモリをつけたものだ。エサは、ザリガニの代わりに、スーパーの特売で購入してあった冷凍エビ。この置きバリ仕掛けを、ナマズの魚影が濃い小水路に投入し、約3時間に回収した。
まず、第1回目(2日前)の結果。このときエビは、尻尾を残して殻を剥き、尻尾からフックを刺して、ソフトルアーをセットする要領で取り付けた。すごくドキドキしながら仕掛け3セットを回収しに行ったのだが、ナマズは釣れず。エサはすべて無くなっていた。
そこで、本日、第2回目のチャレンジ。前回、殻を剥いたのでエサを取られやすくなったのではと考え、今回はエビの殻はほとんど剥かず、尻尾にフックをチョンガケすることにした。これは、「Fishing for Catfish」に記載されている方法。しかし、結果はやはりダメだった。エサは、今回も全て無くなっていた。
解凍したエビでは、身崩れしやすくエサが取られやすいのだろうか。かといって、生きたザリガニを入手するのは大変そうである。他のエサを試したほうがよいだろうか。そういえば、冷凍庫に子鮎があったはずである。
などなど考えながら、置き針回収のついでにジッターバグをキャストしてみたら、55cm+のナマズが1匹(45匹目)釣れた。ちなみに、本日は晴れ、気温23度。
置き針はナマズ釣りとしては邪道かもしれないが、一度は釣ってみたいと思うのであった。
- 作者: Keith Sutton
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