異形のルアー、バズベイト
8月某日。晴れ。気温31℃。20時〜。
前回、バズベイトでナマズをヒットさせながら取り込みに失敗したことから、ただちにバズベイトに再挑戦することにした。ポイントは、以前から目をつけていた福井市内・九頭竜川の支流。かなり藻が茂っていて、比較的流れは強め。
それにしても、バズベイトは不思議な形をしたルアーだ。大きく張り出したアームに巨大なプロペラ。この造形は、バス・フィッシングを知ることが無ければ、日本人には永遠に発想できなかっただろう。
さて、バズベイト。散発的にアタリはあるのだが、なかなかヒットしない。キャストを続けていると、水面まで茂る藻の脇を通したときに、ググンときた。「よしヒット!」と思ったが、それっきり根掛かりしたように動かなくなってしまった。
「えっ?障害物を引っ掛けたかな・・」と思ったが、何か生き物が掛かっているような気配がする。そこで、ラインにテンションをかけたまま暫く待ってみることにした。30秒くらい待っただろうか。急に重みが無くなり、何かがユラ〜ッと浮いてきた。ゆっくりとリトリーブしてくると、グググンと魚の重い引きが始まった。「もしかして巨大なナマズか!」と期待したが、キャッチしたのは55cmのナマズ(96匹目)だった。
このようにヒット後に動かなくなってしまうのは初体験だが、バイト直後に藻の中に潜り込まれたのだろうか。危うく無理に引っ張ってラインブレークさせるところだった。
いずれにしても、バズベイトで初めてのナマズをキャッチできた。今回の釣行で、バズベイトが障害物(藻など)に強いことが実感できた。夏になって藻が茂ってきたポイントがいくつかあるので、バズベイトを使ってみると良さそうだ。
ところで、バズベイトを使い始めた当初は、視認性を高めるためにケミライトをラインに装着していたが、バイト数が非常に少なかった。その後、ケミライトの明かりがナマズを遠ざけている可能性を考えて、ケミライトを使わないようにしたところバイト数が増えた。ケミライト無しだとバズベイトの位置が分からないのではないかと心配したが、意外に大丈夫だった。
なお、バズベイトにラインを繋ぐとき、接合部にズレ防止のための小さな輪ゴムを巻くことが多いようだ。わざわざ専用の輪ゴムを買うのがもったいないので、ケミライトに付属のチューブを輪切りにして使った。ケミライトのチューブなら山ほどあるので。