電池式エアーポンプを用いたベランダ水耕栽培

 先日書いたように、ワタシの住んでいるアパートのベランダには電源がない。このような状況で、ベランダでエアポンプを用いた水耕栽培を行うにはどうしたらよいか。まず考えられるのは、電池あるいは充電可能なバッテリーを用いて、エアポンプを作動させる方法だ。

 早速、乾電池式のエアーポンプを購入してみた。購入したのは、ハピソン社の乾電池式エアーポンプ708Bだ。このエアーポンプは、釣りで魚を生かすときなどに用いられ、エアレーションの強さを2段階(強・弱)で変えることができる

ハピソン(Hapyson) 乾電池式エアーポンプ YH-708B

ハピソン(Hapyson) 乾電池式エアーポンプ YH-708B

 エアーポンプを水耕栽培で使う際にまず大切なことは、作動時間が長いことだろう。電池をたびたび交換しないといけないようでは、水耕栽培を長く続けることが出来ない。説明書きによれば、エアーポンプ708Bは単1乾電池を2個用いて、強で連続55時間 弱で150時間のエアレーションが可能となっている。エネループを乾電池として用いてテスト運転したところでは、弱の送気設定で2.5日(約60時間)でエアレーションが停止した。
SANYO NEW eneloop 単3形8本 HR-3UTGB-8

SANYO NEW eneloop 単3形8本 HR-3UTGB-8

 説明書きより稼動時間が短かったのは、スペーサーを用いて単3電池を単1電池に変換して使ったからかもしれない。単3電池を用いたのは、単3の充電器が入手しやすく、今回の実験に失敗したとしても他の用途に使いまわしできそうだから。
スマイルキッズ(SMILE KIDS) 単3が3個で単1アダプター ADC-311

スマイルキッズ(SMILE KIDS) 単3が3個で単1アダプター ADC-311

 エアーポンプの機能でもうひとつ重要なのは、十分な送気量があるかどうか。エアーポンプ708Bの送気量は、強で1.0L/分、弱で0.45L/分となっている。How-to hydroponicsでは、2.5L/分以上のエアーポンプ使用を推奨している(69*30*25cmのプランターを用いる場合)のだが、これは水耕栽培システムのサイズを小さくすることで対応しよう。
 
 テスト運転が終わったら、水耕栽培を開始します。

SANYO NEW eneloop充電器セット(単3形4本付) N-TGN01BS:単3のエネループ4本を一度に充電。

(追記2013/4/23)
 ハピソン社のエアーポンプ708Bについてですが、このポンプのモーター寿命は1000時間(商品説明)でした。水耕栽培における長期間の連続エアレーションには適していないかもしれません。
 →エアーポンプの寿命を勘違いしていた・・・