ナナフシ食草の枝挿し法

 老齢のトゲナナフシのために、食草の与え方に工夫を加えている。既に枝に登れなくなっているので、食草を床面近くに這わせることにした。また、食草を配置しやすいように、食草の枝挿し台を新しいものに作りかえた。
 
 写真(下)が、新しい枝挿し台。3?角に切ったオアシスの上に、給水タンク(お弁当用のソース入れ)を逆さまに挿しこんである。床を濡らさないように、オアシスの底にペットボトルの蓋を置いた(お弁当用のアルミ箔で包んでもよい)。水分を好むトゲナナフシは、オアシスに直接口をつけて水を摂っていることもある。
 
 ついでに、アマミナナフシ用の枝刺し台も作ってみた(下の写真)。アマミナナフシは飼育ケースの天井付近に居ることが多いので、高い位置に食草を配置する必要がある。そこで、水を入れた500mlのペットボトルの上に、3?角のオアシスを挿しこんでみた。オアシスには割り箸で穴をあけ、15?程度に切った伸縮包帯を通してある。綿製の伸縮包帯が、ペットボトル内の水をオアシスへと吸い上げる仕組みだ。
 
 これまでは、ペットボトルやタッパーに穴を開けて食草を挿していたのだが、ある程度枝の長さがないと天井近くに食草を配置することができなかった。また、枝をしっかりと固定しにくいため、枝の自由なアレンジメントが困難なこともあった。新システムでは、短い枝でも天井付近にしっかりと固定することができるはずだ。

 本当に有用かどうかは、これから使いながら検証していきます。

(追記2013/05/09)ソース入れで作った給水タンクは、すぐに水が無くなってしまう場合があります。そのような場合は、タンクの口に綿球などを詰めておくと良いようです。

【日本製】水やり楽だぞぅ(4本入) E-87-B: 給水管として利用できるものをwebで探していたら、こんな製品を見つけました。ワタシは100円ショップでたまたま見つけた伸縮包帯を使って作りました。