オーヴォを観てきた
夏季休暇となったので、シルク・ドゥ・ソレイユの「オーヴォ」大阪公演に行ってきました。
オーヴォは昆虫世界を舞台にしたサーカス劇です。
昆虫好きのワタシとしては、ぜひ見ておきたいショーでした。
「今回のシルク・ドゥ・ソレイユは、評判良いらしいよ〜」とツマを誘いました。
「へ〜、どんな内容なの?」
「よくは知らないけど、ファンタジーの世界の話らしいよ・・・」
ワタシはツマに昆虫オタクと思われているので、昆虫ファンタジーであることはあえて伏せておきました。
とても素晴らしいショーでした。
赤いアリの集団が、足で果物をクルクル回したり空中に放り投げる曲芸が、個人的には一番良かったです。
また、天井から下がる一本のロープを枝に見立て、この枝の上で蝶がサナギから羽化するシーンは、実に優雅でした。
緑色の昆虫が、壁面とトランポリンの両方を巧みにつかってみせる、アクロバティックな空中技も新鮮な驚きがありました。
「あの緑の昆虫なんだろうね 蛙みたいにもみえるけど・・・」 上演中は分からなかったのですが、後で調べるとバッタだったようです。
登場人物のコミカルな動きに、周りに座っていた小さい子供たちが大ウケして笑い声が絶えず、こちらまで幸せな気持ちになりました。
家族で行くには最高のショーではないでしょうか。
もちろん、昆虫好きも必見のサーカスです。
ところで、ちょっとだけ違和感を感じたのは、主人公のハエ(フォリナー)です。
シルク・ドゥ・ソレイユ初の日本人主役で、谷口博教さんという方が演じているそうです。
で、このフォーリナー、顔が遠目には白塗りに見えるのですが、東洋人の顔に白塗りときたらやっぱり連想しちゃうじゃないですか。
「バカ殿・・・」「キョンシー・・・」「暗黒舞踏・・・」
「いかん、いかん」と思いながらも、頭に浮かんでしまうのです。
外国で上演中のオーヴォではどうなっているのかと、google画像検索で「オーヴォ フォーリナー」と「ovo foreigner」を比較してみると、受ける印象がずいぶん違います。
日本人であることが分からなくなってしまうのが難ですが、最初に着けていたクールなハエメガネは外さないほうが良いような気がします。
オーヴォを見た後は、大阪の新名所 梅田スカイビルの空中庭園展望台を訪れてみました。
どうしてヒトは、高いところに登るとワクワクするのでしょうか。
「あれはここにあったのか」
遠くを見渡しながら、いろいろな建物を探すのはとても楽しいですね。
梅田スカイビルのすぐ隣には、木々が茂る一角がありました。
日本の原風景である「里山」を手本として、木々を植栽したそうです。
イネや野菜も栽培されています。
林や菜園のレイアウトの仕方がとても参考になりました。