ブタクサを食べるコガネムシ

性懲りもなく、またまたヒラタアオコガネ採集に行ってしまいました。天気は快晴、気温18℃のお昼時です。

 

5日ほど前にギシギシの葉の上で5匹を採集しています。遊歩道横のギシギシを確認しながら歩いていきます。

 

5日前はこんな感じで見つかったのですが・・・

今日はまったく見つかりません。

 

今日はダメかあと思いながら、脇のブタクサの花に目を移したところ・・・ヒラタアオコガネ発見。

 

ブタクサを中心に見回りをしてみることにしました。

 

最終的にブタクサの花で合計4匹を採集。採集ケースの中でもブタクサの花をむしゃむしゃ食べています。

 

なぜ今日はギシギシの葉の上でなくブタクサの花で見つかったのか?ブタクサの花は5日前もたくさん咲いていたのを憶えています。5日前にはブタクサのうえのコガネを見逃していた可能性はあります。

 

花に集まっている個体はメスの比率が高いとの文献がありました(ヒラタアオコガネ成虫および幼虫の茨城県下のゴルフ場における発育経過 関東東山病害虫研 究会年報 第42集 1995)。Anomala属のコガネムシは前脚の形状により雌雄を区別できるそうなので確認しようと思いましたが、小さすぎて断念しました。

 

冬を越したシロコブゾウムシ

昨年9月から飼育しているシロコブゾウムシ。2匹が冬越ししました。冬の間は好物のクズの葉がないので、スーパーで売っている豆苗を餌にして乗り切りました。豆苗のブロックを切り分けて水差ししただけです。

 

豆苗は安くて、冬の間も入手しやすいのがとても良いです。ただし、春になって温かくなると切り分けた根の部分が腐敗しやすいのが難点。

 

昨年は産卵こそ多量にしたものの、幼虫が全く育たなかったので、今年は再チャレンジです。

 

4月中旬からクズが芽吹いています。これからは、クズを餌として飼育するつもりですが、葉を水差してもすぐに枯れてしまうのが欠点です。

 

ヒラタアオコガネの飼育 エサはギシギシ

ひとまず昆虫ゼリーで飼育を開始したヒラタアオコガネです。1日経ってもゼリーを食べた気配がないので、ギシギシの生葉を餌として入れることにしました。

 

半日ほどして飼育ケースを覗いてみると、コガネさんが食事の最中でした。

 

親指の爪よりも小さいくらいの大きさですが、食欲は半端ないですね。一心不乱に葉を齧っています。

 

小さくて肉眼では細かい部分まで見えないものの、写真に撮って拡大してみるととても美しい姿をしています。両脇に生えた体毛がチャーミング。

 

小さなコガネムシ、ヒラタアオコガネの飼育

早朝ランニングの途中、河原の草むらで小さなコガネムシを発見。ギシギシの葉にしがみついてじっとしていました。

現在飼育中のアオドウガネと比べると、かなり小さいです。今年は小さなコガネムシを飼いたいと思っていたので持ち帰ることにしました。

体長は1.2㎝くらいで、白い体毛が目立ちます。小さくてアオドウガネより可愛く感じます。ネットでしらべて「ヒラタアオコガネ」と判断しました。ゴルフ場の芝草の害虫として知られているようです。成虫で越冬し4月中旬~5月中旬に出現するとのこと。

持ち帰ったギシギシの葉と一晩プリンカップに入れておいたら、葉のかなりの部分が食べられていました。すごい食欲です。排泄物の量も多いですね。

 

翌日、さらに4匹を追加採集し小プラケで飼育開始です。清潔に飼育したいので、糞の元となるギシギシの葉は入れず、まずは昆虫ゼリーで様子見です。食べないようなら生の葉を使いたいと思います。また、床材は消臭マットを使用。1週間ほど経ったら産卵場所となるカブマットを用意するつもりです。

 

写真左にヒラタアオコガネがいますが、かなり小さいです。ちなみに、現在飼育中のアオドウガネはこんな感じ。ずいぶん大きさが違います。

 

シロコブゾウム氏、2枚重ねの葉にダマされる。

最近は、シロコブゾウムシさんの食草について頭を悩ませています。「クズの葉がなくなったら何を食べてもらったらいいのだろう?」

f:id:avdk101:20211012213327j:plain

 

先日、ヒントになりそうな面白い発見がありました。飼育ケースの中をみるといつものようにゾウムシさんがクズの葉をせっせと齧っていました。ところが、よく目を凝らしてみると、2枚の葉をいっしょに齧っているではないですか。

f:id:avdk101:20211012213348j:plain

 

確認してみると、クズの葉に重なっていたシカクマメの葉を同時に食べていたようです。飼育ケースに入れてから2週間、一度も食べてくれなかったシカクマメの葉を食べたのは驚きでした。エサの幅を広げる手がかりになってくれそうな出来事でした。

f:id:avdk101:20211012213403j:plain

 

シカクマメの葉は日持ちがとても良いのです。食べてくれると助かるんだけどなあ。

f:id:avdk101:20210929211009j:plain

 

クズもクローバもマメ科植物

シロコブゾウムシはクズを食草にしています。以前に、同じマメ科植物であるクローバの葉を入れてみましたが、食べてくれませんでした。

f:id:avdk101:20210918150817j:plain

 

ところが、今日、なにげなく飼育ケースを覗いてみると、3匹のシロコブゾウムシさんがクローバの葉につかまって食べていました。理由はわかりませんが、寒さに強いクローバの葉を食べてくれるととても助かります。

f:id:avdk101:20211011205703j:plain

 

冬の間に生育するエンドウ豆の種も準備していたので、こちらもそろそろベランダに蒔いてみようかと思っています。

f:id:avdk101:20211011204032j:plain

 

オケラハウスで高タンパクなお食事

飼育中のオケラさんのためにつくった飼育ケース(オケラハウス)。

f:id:avdk101:20211003224349j:plain

f:id:avdk101:20211010211935j:plain

 

天蓋を開けると、こんなふうにリビングルーム(ミズゴケ)とダイニングルーム(サツマイモ入り)になっています。

f:id:avdk101:20211010212203j:plain


リビングルームを横から見ると、掘った横道の中でオケラさんがくつろいでいます。分かりにくいですが、矢印がオケラさん。

f:id:avdk101:20211010212150j:plain

 

さて、今朝ダイニングルームにアオドウガネ幼虫を入れてみたところ・・・夕方には幼虫が消えていました。ケラ飼育では、タンパク質が豊富な餌を腐敗させずにどうやって補うかという問題があります。湿度が高い飼育ケースの中では、煮干しなどはすぐにダメになってしまいますからね。この方法が解決法となるとよいのですが。

f:id:avdk101:20211010212224j:plain