石垣産ナナフシの同定

 実家から「ナナフシのすべて」を持ち帰ってきたので、石垣島で採集したナナフシの同定を行ってみた。石垣島に生息するナナフシで、触覚が短いナナフシということで、アマミナナフシ(メス)に決定。

  アマミナナフシ石垣島、2012)

 新鮮な気持ちで「おお、アマミナナフシだったか!」と感動したが、「ナナフシのすべて」の余白の書き込みをみると、ワタシはアマミナナフシの採集と飼育の経験が既にあったのだった。昔のことですっかり忘れていた。当時の写真ファイルをみると、確かにありました、アマミナナフシの写真。 
  アマミナナフシ沖縄本島、2004)

 アマミナナフシは両性生殖なので、この個体だけでは産卵はできないだろう。かわいそうなことをしてしまったと心が痛むが、本人はなんとも思っていないかもしれない。いずれにしても、暖かい石垣島から寒い福井県まで連れてきてしまったので、できるかぎり丁寧に飼育し、寿命を全うさせたいと思う。