ばらまき産卵、全然OK!

コフキコガネ・メスの飼育ケースを開けてみると
土の表面に白いたまごが転がっていました。
かなりの数があるようです。
数えてみると12個もありました。


  


食草のモミジイチゴには、ぐったりとした雰囲気の
コフキメスが2匹つかまっています。
彼女たちのどちらかが産卵したのでしょう。


  


コフキコガネに踏みつけられないように
たまごは別のケースに移しておきました。


 


ばらまき産卵は昨年も観察されていますが、
どうしてこんな不自然なことが起こるのでしょう。
思うに、コフキコガネ親は
本来、幼虫のエサとなる根の近くを選んで、
土中に産卵するのではないでしょうか。
今回の飼育ケースには植物を植えてないので
産卵場所を探しても適当な場所がみつからず、
地表で産卵してしまったのかもしれません。


そういえば、地中に産卵された卵はある程度まとまって存在していましたが、
地表の産卵では、まるっきりバラバラの間隔です。
産卵場所を探しても見つからず
我慢できずにプリプリと産卵しながら歩き回るコフキメスを想像すると
すごく悪い気がしてきました。ごめんなさい。
飼育者の立場としては、たまごを回収しやすくて全然OKなのですが。


 
 

ところで、昨年の記録をみると、
孵化までには約3週間かかるようです。
それまでに、幼虫のエサを準備しなくてはなりません。


 


今年は、ジャガイモやニンジンも使ってみるつもりです。