昆虫食が世界を救う ~アオドウガネ幼虫のばあい~

アオドウガネは、ゼリーを餌にできるので飼いやすく、多産で生命力が強い生き物です。

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プラケにカブマットを詰めて幼虫を飼育中です。プラケの底からたくさんの幼虫を確認することができます。

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小プラケから大プラケに移すことにしました。掘り起こしてみるとこの通り。

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アオドウガネ幼虫は人参やサツマイモの切れ端も食べてくれます。残飯整理に少し役立つかもです。

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さて、このアオドウガネ幼虫ですが、ヨーロッパイエコウロギやミルワームの代わりになるのではないかと思っています。

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実際、我が家のニホントカゲさんは、この夏を、アオドウガネ幼虫とミルワーム、ハニーワームのローテーションで乗り切りました。夏にコオロギの飼育をしなくてもよかったので楽でした。夏場のコオロギ飼育は、臭いも気になるしエサや水分の補充が面倒ですからね。

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ニホントカゲは様々な土壌生物を食べる生き物なので、自然界でもきっとコガネムシ幼虫と出会えばエサとしているのでしょう。もっとも飼育下では、ミルワームやハニーワームより食いつきは悪いです。(少し躊躇してから食べる感じ)。

 

アオドウガネ幼虫は害虫として名高いですが、こういう目的で飼育する価値があるかもしれません。アオドウガネ成虫は夏の間、いろいろなところで見かけるので、来年も採集・飼育・産卵してもらうつもりです。

 

私自身、食糧難になったらアオドウガネを食べてみようと思いますが、気弱な私にはまだその勇気はありません。