13(サーティーン) コフキエッグズ
コフキコガネ飼育の経過報告です。
コフキコガネは2つの飼育ケースで飼育しました。
ひとつはコフキタワー。
コフキ成虫の飼育と産卵・孵化・幼虫飼育の全過程をひとつのケース内で行ってしまおうという、欲張りなコンセプトです。
コフキコガネに葉を食べられないように、クヌギの葉をネットで覆ったのですが、悲しいことに葉が全て枯れてしまいました。
ネットに包まれて葉が密集して通気が悪くなったのが原因のような気がします。
また、コフキタワーで飼っていたコフキコガネはすべて寿命が尽きてしまいました。
タマゴは産み付けられていないかと、ケース側面から見てみましたが、それらしい形跡はありません。
見えないところにタマゴがある可能性は否定できませんが、この飼育法はあまりよくなかったのかもしれません。
クヌギの葉は枯れても根はまだ残っていると思うので、幼虫飼育用にとっておくことにしました。
もうひとつの飼育ケースは、小プラケに1/3くらいの深さまで土を入れたものです。
このケースで、現在2メス、1オスが過ごしています。
小プラケの土を掘り返してみたら、13個のコフキタマゴがありました。
どうもこちらの方が、少ないスペースで効率よくタマゴを採取できるようです。
ちなみに、入れている土は、ブルーベリー栽培用の土の余り(ピートモス1:鹿沼土1の割合)です。
この土は酸性度が強いやや特殊な土なので、コフキの飼育にベストかどうかはわかりません。
今回、土の半分を一般的な基本用土(赤玉土7:腐葉土3)に変えてみました。
さて、採取したコフキ卵は、次の2つのケースに移して孵化するかどうかを見守ることにしました。
ひとつは、コフキタワーの覆いを取り除いたもの。
クヌギの根が生き残っているのを期待し、根食いのコフキ幼虫のエサとして使う目算です。
ケース側面に沿って穴を開け、タマゴを入れました。
タマゴが孵化したら、側面から観察できるはずです。
ケース周囲を段ボール箱で覆って完成です。
もうひとつのタマゴケースは、小プラケにクヌギ、コナラ、モミジイチゴを植えたものです。
ケースの底にドリルで穴を開け、鉢底ネットを敷き、プランター仕様にしました。
ケースはベランダの日陰に置きました。
タマゴがうまく孵化してくれるとよいのですが、どうなるでしょうか。
【来年に向けての覚書き】
今回失敗したら、こんな方法でやってみたい。
小プラケあるは中プラケでコフキ成虫飼育。土は、今回同様。タマゴが確認できたら、新プラケに成虫を移しタマゴから離す。
産卵後1-2週間して幼虫飼育用ケースにタマゴを移植。幼虫用ケースは早めに数セットを準備しておく。クヌギを植えたもの:秋にドングリ採集→春にケースに植え発芽、発根させる。バラ・モミジイチゴを植えたもの:6月に花が散った後のバラの枝を用いて挿し枝→水耕栽培で発根させる→ケースに植える