コフキコガネ孵化後2カ月の安否確認
コフキコガネの孵化から2カ月が経ちました。安否確認をすることにします。幼虫を飼育するプリンケース26個を室内のコンテナに入れて飼育しています。コンテナ内の温度は現在20℃前後。
マットやエサの条件を変えて飼育しています。まずは、完熟腐葉土グループ。
腐葉土の中をくまなく探しますが、幼虫は消えてしまっています。8個のプリンケースを調べて生存数はゼロ!! がっかりです・・・。
気を取り直して発芽小豆グループを確認します。2週間、小豆の交換を行わなかったらすでにモヤシ化していました。おっ、小豆の横に幼虫が蠢いていますね。生存率は5匹中4匹(80%)。
続きまして、サツマイモグループ。このグループも5匹中4匹(80%)が生存です。サツマイモをケチって7mmくらいの輪切りにしていましたが、2週間で腐敗はしていませんでした。
最後に、腐葉土+カブマット(1:1)です。生存率ゼロの腐葉土と似たような雰囲気なので、こちらもダメかと思いましたが・・・。なんと5匹中5匹(100%)の生存率でした。
カブマットを食べて成長したようですね。ちなみに、使用したのはカブト育成マットpro(フジコン)です。
結局、結果はこんな具合になりました。
他のコガネムシ(ヒメコガネ)が腐葉土のみで飼育可能との文献があったので、コフキコガネも腐葉土のみで飼育可能かと思いましたが、今回の条件ではダメでした。カブマットを加えるとちゃんと生存・発育しているのが今回の発見です。
エサとしての発芽小豆は、すぐモヤシ化してしまうので、管理に手間がかかるのが難点です。発芽小豆での飼育は中止しして、生のエサはサツマイモに一本化します。
というわけで、今後は腐葉土+カブマット、腐葉土+サツマイモ、それと腐葉土+カブマット+サツマイモの3種類で飼育することにします。