2022 コフキコガネ幼虫飼育の開始

コフキコガネ成虫はすでに世を去っていますが、卵が残されていることが2週間ほど前に確認できています。飼育ケースの底面に幼虫が数匹見えたので、幼虫の取り出しをすることにしました。少し早いかとも思いましたが、趣味なのですからワクワクする己の心に従うことにしましょう。

 

いました、コフキさん。丸くなった直径が5mmくらいです。体を伸ばすと1㎝位でしょうか。

 

合計6匹の幼虫を発見し、200mlのプラカップで個別飼育することにしました。これまでの経験からコフキコガネの室内飼育では3齢→蛹の過程が難しいことが分かっています。この幼虫は冬季に寒さを経験してもらって蛹化促進する予定です。

 

 

コフキコガネ、シロスジコガネ終了かと思ったら

7月末より飼育を開始したコフキコガネさん(1オス・1メス)。ほとんど餌を食べることもなく1週間で死去。今年のコフキさん飼育は早々に終了となりました。数日前に飼育ケース内のマットを調べて、卵や幼虫が無いことを確認してたので、そろそろ飼育ケースを撤収しようと片づけを始めたところ・・・

 

マットの中に卵発見!すでにマットが乾燥気味になっていたので慌てて加水して卵を埋め直しました。

 

同じころからシロスジコガネも飼育(3メス・1オス)していて、こちらも1週間くらいですべて他界。こちらのほうも同じく本日撤収を予定していたのですが、もしやと思い調べてみると・・・

 

タマゴが1個見つかりました。

 

孵化しているかどうか、9月になったら確認してみます。それにしても一度調べたはずなのに卵の存在を見逃していました。今後は飼育ケースをはやく片付けたいという気持ちを押さえて、しばらくそのまま置いておく方がよさそうですね。

早朝のアオドウガネ

週末の河原での観察で、早朝にはアオドウガネがたくさんいましたが、日中になると姿が見えなくなっていました。確認のためにもう一度早朝に河原を訪れてみました。

いました、アオドウガネさん。先日ほどの数ではありませんが、メマツヨイグサにつかまっている姿がそこかしこでみられます。

やはり、夜間~早朝にかけて出現し食事をしているようです。確かにこんな様子で日中現れていたら、鳥の恰好の獲物となってしまうでしょうね。夜間どうなっているかは時間があったら調査したいと思います。

 

マツヨイグサの花を食べている姿をよく見ます。おいしいんでしょうか。

 

最近、飼育ケースの空きがでてきたので、アオドウガネを飼育することにしました。さっそく昆虫ゼリーに群がっています。

 

【アオドウガネついての覚書】

(あくまで観察地での話ですが)

・日中でなく夜間~早朝に出現し食事

・クズよりもメマツヨイグサが好き

・メマツヨイグサの花も食べる

・触るとポトリと落ちる。(マメコガネと対照的)

・交尾する姿はまったく見られない(マメコガネと対照的)

・出現時期はマメコガネより後。

大雨の翌日に多数のアオドウガネ

8月5日に福井県に大雨が降り、一部の地域では河川が氾濫しました。その翌日の早朝ランニングです。外はまだ暗い朝4時に自宅を出発。福井市内の川の水量はほぼ普段通りのようです。

 

河原のメマツヨイグサとクズの集落を観察すると、多数のアオドウガネがみつかりました。数メートルの範囲に50匹以上。ほとんどはメマツヨイグサにとまって葉を噛んでいます。過去2週間はマメコガネがたくさんみられた場所ですが、今日はマメコガネはわずかです。この河原では発生のピークはマメコガネのほうが、アオドウガネより早いのかもしれません。

 

河原を走っていくと、遊歩道に枯れ枝が散乱していました。きっとこの辺は浸水していたのでしょう。

 

道端のメマツヨイグサをみるとやはりアオドウガネ。

 

この日は河原を15㎞走った後、山道を5㎞ほど走りました。山中ではカナブンさんを4匹発見。調べてみるとすべてオスでした。メスは産卵に忙しいのか、もしかするとすでに世を去っているのかもしれません。ちなみに我が家の飼育下のメス3匹はすでにすべて他界しています。

 

【補足】ところで、日中はアオドウガネどうしているのかなと思って、本日の朝10時ごろ、河原を訪れてみました。10時になると太陽が高く昇り強い日光が照り付けています。調べてみると、アオドウガネが1匹いただけでした。アオドウガネは暑い夏は夜間あるいは早朝に食事をとっているかもしれません。

オーガニックじゃないマメコの食卓 

マメコガネを飼育しています。このマメコガネ、食草の葉を餌にすると糞を多量にするので、きちゃないんですよね。それに、生の葉だと腐敗防止に気を付けたり交換の手間もかかります。

 

そこで、便利なのが昆虫ゼリーです。マメコさん、ゼリーをひたすらチュウチュウと吸っています。

 

もひとつ、最近使ってみたのがこれ。

シルクメイト。

 

本来はカイコの人工餌ですが、マメコさんは身じろぎもせずひたすら齧っています。シルクメイトを食べると糞はでるのですが、割と乾いた便なので後始末が楽です。

ちょうどシルクメイトが余っていたところなので、しばらく使ってみます。

クズの葉入りカブマットでカナブン幼虫ゲット!!

連日35℃を超える真夏日が続いています。全国のコガネムシ愛好家の方々、お体の調子はいかがでしょうか?

わたくし、週末に早朝ランニングを行ったのですが、暑くてあやうく脱水になりかけました。ランニングの際にみつけたカナブンさんは、乾きかけた樹液を一生懸命なめていました。

 

さて、帰宅してカナブンさん♀の飼育ケースを開けてみると・・・姿が見えません。もう数日間姿を現していないので、そろそろ幼虫の確認を行ってみましょう。ちなみに、この飼育ケースでは、7月1日から合計3匹のカナブンメスを飼育中。プラケース(中サイズ)にクズの葉をざっくり混ぜたカブマットを深さ10㎝で入れてます。カブマットは過湿を避けやや乾燥気味にしました。

 

先日、プラケースの底に幼虫が1匹みえたことがあったので、全部で5-6匹くらいはいるかなあと思ったのですが、カブマットをひっくり返して調べてみると・・・

合計、20匹も幼虫がいました!!

 

大きさは大体1㎝くらいでしょうか。カナブンさんの幼虫は、アオドウガネなどのコガネムシ幼虫に比べると、掘り起こしてもすぐに動かないので、かなり見つけにくかったです。

 

幼虫は7匹を200mlプラカップで個別飼育、13匹をプラケース(中)で一括飼育することに。クズの葉入りカブマットが足りなくなりそうなので、さっそく追加作成です。

 

なお、カナブンさん(♀)は2匹がマット中でお亡くなりになっていました。1匹は生存していましたが、十分な幼虫が得られたので、今年の産卵プロジェクトは終了とします。

ゾウさんに祈りを ~雨の中の虫捕りランニング~

少し前の話になりますが、先週末の虫捕りランニングの記録です。時間は朝5時。まずは、スタート地点の公園で、ゾウさんの背中を撫でて、今日もよいことありますようにとお祈りしました。

ゾウをはじめとして、この公園の動物のたちはみんな怪しい目つきをしていて、私は好きです。

 

走っていると空がだんだん暗くなってきました。小雨も降り始めました。

 

雨が降ろうが、ワタシは昆虫観察を止めませんよ。マメコガネがメマツヨイグサの葉だけではなく花も食べることを知りました。

 

マツヨイグサにはマメコガネに交じってアオドウガネも集まっていました。

そうこうしているいるうちにかなりの土砂降りに。強い雨を避けて山道の木陰を走ることにします。

 

山道の路傍には雨に打たれながらも樹液を吸うカナブンさん。

 

そして、降りしきる雨の中、生殖行動に励むオジロアシナガゾウムシ。

 

帰るころには全身びしょ濡れになっていました。ゾウさんへの祈りが通じたのか、楽しい早朝ランニングとなりました。