オジロアシナガゾウムシの飼育
ランニング中にクズの葉の上で採集した3象虫の最後は、オジロアシナガゾウムシです。白と黒のコントラストが鮮やかなゾウムシ。
クズの蔓につかまっていることも多いです。割と簡単に見つかるので、7匹も持ち帰ってしまいました。
例によってクズの葉を入れた飼育ケースをセッティングしました。他のゾウムシと違う点は、クズの茎を入れたことです。リサーチによれば、オジロアシナガゾウムシはクズの茎に産卵し、孵化した幼虫はこぶ状になった茎の中で発育するそうです。茎を入れておけば産卵するかもしれません。
仲良くしているペアを一度だけ見つけましたが、それ以外はお互い興味もなさそうに個々で動き回っています。
はたして今の季節が産卵の時期なのかも分かりません。成虫で越冬との情報があるので、春になってから産卵するのかも。クズの茎につかまっている個体が一匹いたので、1週間くらいしたら茎を取り出して調べてみたいと思います。いずれにしてもライフサイクルを通じての飼育は難しそうな雰囲気です。
クズの葉の上の3ゾウムシ、それぞれ産卵方法が異なるのは興味深いですね。シロコブゾウムシは折りたたんだ葉の間。コフキゾウムシはバラマキ産卵。そしてオジロアシナガゾウムシは茎の中。3種とも飼育を続け生態を観察したいと思います。